人間が嫌いな未成年。
たまに2次創作3次創作を打ちます。
完全オリジナルも打つ時もあります。
このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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音が聞こえるカタカタ・・・
どこかでキーボードでも叩いている音だろう。
そとは驚くくらいの晴天で雲ひとつ見つからない。向日葵は高くそびえたち僕よりも背丈がたかった。
「こんにちわ。」
それが彼女と僕の出会いだった。
薄く笑った表情によく合う白いワンピースに大きく黒い眼。ふんわりとした癖のついた髪の毛。
風で飛ばされてしまいそうな華奢で細い首と細い手足。
「どうしたの?翔ちゃん。(しょうちゃん)具合でも悪いの・・・?」
「ううん・・・背ぇ伸びたね。」
「ほんと?」
少し嬉しそうに笑い、僕に抱きついてきた。
「翔ちゃんとずっと会いたかった!」
「・・・うん。僕も。」
少し迷って言葉を選んだ。
『聞いた?あかねちゃんの話。』
『ああ・・・アレでしょ?児童虐待って話し。』
『そうそう、なんか担任が見つけて警察に通報したらしいわよ。』
『ええーウソでしょ。』
『それともう一つこっちのお屋敷に来るんだって。』
『嫌だ!翔坊ちゃんでこっちは手ぇいっぱいよ!』
『っし!!滅多なこと言うもんじゃないわよ。』
「翔ちゃん?」
急に現実に戻されたような気がして僕は目を見開いた。
「何でもない。蝉取りに行こう。」
「翔ちゃん。もう夕がただよ。」
「え・・・?」
もう日が落ちていた。
「ごめん・・・鈴(れい)の荷物もう届いてるんだ。行こうっか。」
「うん。」
どこかでキーボードでも叩いている音だろう。
そとは驚くくらいの晴天で雲ひとつ見つからない。向日葵は高くそびえたち僕よりも背丈がたかった。
「こんにちわ。」
それが彼女と僕の出会いだった。
薄く笑った表情によく合う白いワンピースに大きく黒い眼。ふんわりとした癖のついた髪の毛。
風で飛ばされてしまいそうな華奢で細い首と細い手足。
「どうしたの?翔ちゃん。(しょうちゃん)具合でも悪いの・・・?」
「ううん・・・背ぇ伸びたね。」
「ほんと?」
少し嬉しそうに笑い、僕に抱きついてきた。
「翔ちゃんとずっと会いたかった!」
「・・・うん。僕も。」
少し迷って言葉を選んだ。
『聞いた?あかねちゃんの話。』
『ああ・・・アレでしょ?児童虐待って話し。』
『そうそう、なんか担任が見つけて警察に通報したらしいわよ。』
『ええーウソでしょ。』
『それともう一つこっちのお屋敷に来るんだって。』
『嫌だ!翔坊ちゃんでこっちは手ぇいっぱいよ!』
『っし!!滅多なこと言うもんじゃないわよ。』
「翔ちゃん?」
急に現実に戻されたような気がして僕は目を見開いた。
「何でもない。蝉取りに行こう。」
「翔ちゃん。もう夕がただよ。」
「え・・・?」
もう日が落ちていた。
「ごめん・・・鈴(れい)の荷物もう届いてるんだ。行こうっか。」
「うん。」
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最近の私の中で廻っている時間が早いです。
多分それは充実しているからだと思います。
でもそれが怖くて仕方ないです。
前が見えなくなるようで誰も私を知らないようで。
周りに敵は居ません。
少なくとも学校で敵は居ないです。
だから怖いです。恐ろしいです。
前が真っ暗なのがよくわかるようで、真っ暗で暗闇でその中ではいずり廻って。
落とし穴にびくついてそれでも進んで。
怖いです。
泣きたいです。
進めるのをやめれば死にます。
いや表現が悪いですね。
終わるわけです。
私の進めてきた計画が私の願っていたことが。
才能とか努力だとか
そんなものを乱用して必死に必死に
そんな言葉を使って自分を守ってるんです。
寝て寝て寝て
そんな暮らしは終わったんだ。
死んでるのか生きているのか
そんなこともわからずに
何がしたいのか分からずにボンヤリ生きていたころがありました。
目の前に広がった風呂敷に適当に物を並べて
そんなこと意味があるのかと言われてもそれが私だとまた取り除いて
与えられた言葉を一つ一つ指で潰していって。
笑えなんて泣けなんてそんな命令が当たり前のようにあって。
なんとなく表情を作ってそれが不自然だと罵られて。
笑うがなくなって泣いてばかりになって
胃に無いものを吐きだそうとして。
それも自意識過剰だと都合がいいよと書き変えて。
でもでもでもでもでも
私は生きてるとかそんな言い訳並べて
悲しくなってそれが”人”だからとか言い出して
何の価値があるのかと
物をひっちらかして、はやりでもない語録を言い始めて。
少し難しそうな言葉をバラバラに落として
お前は変だと
そんなことを嫌に皮肉にたたえて
光栄だと自らに刻み込んで
誰かに腐った卵をぶつけたくなって、腐った自分をぶつけて
親友を失って
その程度のやつだとか言ってみて。
大人になった気分に浸って、また吐きだして。
消えるから消えてしまうから
そんなことを思って
人の言葉を嫌って
人の視線を嫌って
人すら嫌ってしまって
自分を嫌って
自分を戒めて
今日は疲れているので
もう早く寝ます。
多分それは充実しているからだと思います。
でもそれが怖くて仕方ないです。
前が見えなくなるようで誰も私を知らないようで。
周りに敵は居ません。
少なくとも学校で敵は居ないです。
だから怖いです。恐ろしいです。
前が真っ暗なのがよくわかるようで、真っ暗で暗闇でその中ではいずり廻って。
落とし穴にびくついてそれでも進んで。
怖いです。
泣きたいです。
進めるのをやめれば死にます。
いや表現が悪いですね。
終わるわけです。
私の進めてきた計画が私の願っていたことが。
才能とか努力だとか
そんなものを乱用して必死に必死に
そんな言葉を使って自分を守ってるんです。
寝て寝て寝て
そんな暮らしは終わったんだ。
死んでるのか生きているのか
そんなこともわからずに
何がしたいのか分からずにボンヤリ生きていたころがありました。
目の前に広がった風呂敷に適当に物を並べて
そんなこと意味があるのかと言われてもそれが私だとまた取り除いて
与えられた言葉を一つ一つ指で潰していって。
笑えなんて泣けなんてそんな命令が当たり前のようにあって。
なんとなく表情を作ってそれが不自然だと罵られて。
笑うがなくなって泣いてばかりになって
胃に無いものを吐きだそうとして。
それも自意識過剰だと都合がいいよと書き変えて。
でもでもでもでもでも
私は生きてるとかそんな言い訳並べて
悲しくなってそれが”人”だからとか言い出して
何の価値があるのかと
物をひっちらかして、はやりでもない語録を言い始めて。
少し難しそうな言葉をバラバラに落として
お前は変だと
そんなことを嫌に皮肉にたたえて
光栄だと自らに刻み込んで
誰かに腐った卵をぶつけたくなって、腐った自分をぶつけて
親友を失って
その程度のやつだとか言ってみて。
大人になった気分に浸って、また吐きだして。
消えるから消えてしまうから
そんなことを思って
人の言葉を嫌って
人の視線を嫌って
人すら嫌ってしまって
自分を嫌って
自分を戒めて
今日は疲れているので
もう早く寝ます。
連絡が来る。
後ろに立っている怖いおじさんは僕を軽く見降ろしたままで、大きなカマを肩にかけてジッとその時を待っているようだ。
xデーがいつにしろ僕は死ぬらしい。
君が笑うから僕は死のうと思う。
夏の暑い日。
僕は持ってきていたタオルで汗をふき、炊き上げるアスファルトの上をまるで踊るかのように進んでいた。
周りには木という木はなく、あるのは高々と並んだマンションと泣きそうな顔で人が歩いているだけ。
ジンワリと湿ったTシャツを疎ましく感じていると前に立っているお姉さんからティッシュを配られた。
中には広告が入っていた。ピンクの紙に黄色い文字はその手の広告だとすぐ分かる。
音楽が止み、信号が僕に渡れと告げるので僕は少し走り気味に交差点に入った。
誰かが目の前に立っていた。
黒い黒い黒い服だった。汗の目立つだろう色なのに汗一つかかずに頭の先からつま先まですっぽりとその服を被っている。
男か女かもわからないその姿は僕以外には見えないようだった。
見て分かるのは大きさは人間だと言うことくらいだった。あとは呼吸器官はついてなさそうだ。
「おい!ひかれるぞ!!」
その言葉に体が反応しここが交差点のど真ん中だということに改めて気付き走って交差点を抜けた。
驚くべきはそのあとのことかもしれない。
僕は交差点の真ん中で立ち止まり僕を見て笑った。
黄色い声が周りから不協和音で響き渡り僕は交差点の向こう側で耳をふさいだ。
一気に生臭い匂いが鼻に突き刺さり人は人では無くなった。
ミンミン・・・セミの声が止まり代わりに大人たちの悲鳴へと変貌する。
僕は交差点で死んだらしかった。
後ろに立っている怖いおじさんは僕を軽く見降ろしたままで、大きなカマを肩にかけてジッとその時を待っているようだ。
xデーがいつにしろ僕は死ぬらしい。
君が笑うから僕は死のうと思う。
夏の暑い日。
僕は持ってきていたタオルで汗をふき、炊き上げるアスファルトの上をまるで踊るかのように進んでいた。
周りには木という木はなく、あるのは高々と並んだマンションと泣きそうな顔で人が歩いているだけ。
ジンワリと湿ったTシャツを疎ましく感じていると前に立っているお姉さんからティッシュを配られた。
中には広告が入っていた。ピンクの紙に黄色い文字はその手の広告だとすぐ分かる。
音楽が止み、信号が僕に渡れと告げるので僕は少し走り気味に交差点に入った。
誰かが目の前に立っていた。
黒い黒い黒い服だった。汗の目立つだろう色なのに汗一つかかずに頭の先からつま先まですっぽりとその服を被っている。
男か女かもわからないその姿は僕以外には見えないようだった。
見て分かるのは大きさは人間だと言うことくらいだった。あとは呼吸器官はついてなさそうだ。
「おい!ひかれるぞ!!」
その言葉に体が反応しここが交差点のど真ん中だということに改めて気付き走って交差点を抜けた。
驚くべきはそのあとのことかもしれない。
僕は交差点の真ん中で立ち止まり僕を見て笑った。
黄色い声が周りから不協和音で響き渡り僕は交差点の向こう側で耳をふさいだ。
一気に生臭い匂いが鼻に突き刺さり人は人では無くなった。
ミンミン・・・セミの声が止まり代わりに大人たちの悲鳴へと変貌する。
僕は交差点で死んだらしかった。