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人間が嫌いな未成年。 たまに2次創作3次創作を打ちます。 完全オリジナルも打つ時もあります。 このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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アッシュと一緒になる。

それが私の願いで

きっとそれがアッシュの願いだから。

ルーク編はこちらから↓
http://jurinomono.blog-rpg.com/Entry/517/#ps_text

頭がボーとしてる。

私って誰が好きなんだろう。

何だろうすごくもやもやしてる。

駄目だ泣いちゃだめだ。

「おい、モンブランいるか?」
「・・・アッシュ・・・モンブラン食う。」

私は歯が溶けてしまいそうなくらい甘いモンブランを口に入れた。

アッシュ流石に甘すぎますぜ・・・。でも・・・。

私にはこれくらいがちょうど良いのかもしれない。

泣いて泣いて。
疲れてた私は太ってしまうことも忘れてマンブランを食べきった。

それでも何故か悲しくなって。
目から涙がこぼれて止まらなかった。

辛かった。
ジューダスにさとられてしまった事実が凄く辛くて悲しくて同時に

ジューダスに同情してしまった自分が酷過ぎて恥ずかしくて、情けなくて。

私は・・・全てが嫌になっていた。

この際、誰も好きでなくてもいいかもしれない。
きっと私にはもっと白馬の王子様的な存在がいるんじゃないかな。

「美味しかったか?まだあるぞ。いるか?」
「うん・・・。」

アッシュ超優しい。
絶対太る。

「ねぇ、私とさナタリアどっちが可愛い?」
「ナタリアだ。」

即答ですか。
そんなに愛が深いですか。
羨ましいですね。ちょっと位悩んでくれてもいいでしょ。

「でも、まぁその次くらいには可愛いじゃないか?」
「マジで!?リグレット教官やティアよりも!?絶対嘘だー。嘘つきがここにいるぞー。」
「ちゃんと顔を見ているのはナタリアとお前位だからな。」
「・・・そ・・・そっか・・・。私はアッシュの顔をちゃんと見たことない気がする。」
「そうか?」
「うん、私ルークの顔は何度かゆっくり見たけど。アッシュはない。」
「俺は見てたけどな。」

最近アッシュ棘がなくなってルークみたい。

「私、結婚するならアッシュが良いな・・・。」
「・・・は?」

おっと、聞こえてた。

「あ、変な意味じゃないよ。そんな人が良いなって。」
「あ・・・ああ。」

あ・・・やっちゃった。
絶対ひいてる。

結構真剣なんだけどな。
だって、ずっとアッシュのこと好きだもん。

「おまえはずっとリオンかジューダスかルークが良いと思っていたんだが。違ったのか。」
「私そんなに気多くないよ。結構一途。」
「初耳だな。」
「今でも幼稚園の頃の初恋の人忘れてないもん。ちなみに担任の先生。」
「は、幼稚園児のくせにませてるな。」
「本当。告白する前に結婚しちゃったし。結構アッシュに似てた。」
「そうか。」
「うん・・・アッシュはさ帰れなかったらどうするの・・・?」
「・・・。」

アッシュは少し考えて私の目を見た。

「お前とずっと一緒に暮らしていきたい。」
「・・・何それプロポーズ?」
「嫌ならいい。」

紅茶をすする音が響いた。

「心外だな・・・。私アッシュのこと好きだよ。」
「ジューダスと付き合ってたじゃないか。」
「あ、知ってたんだ。あれは・・・そうだな。仕方なかったんだよ。」
「ジューダスを裏切るのか?」
「裏切るも何も振られちゃった。」

アッシュが紅茶を飲むのをやめた。
私の顔をじっと見て私の言葉を待っているようだった。

私はアッシュの顔を見た。
手で前髪を下ろすとルークにそっくりだった。

凄く愛おしかった。
アッシュの呆気にとられたような顔に赤くて情熱的な赤色が私を誘っているようだった。

ジューダスを裏切ったわけじゃなかった。
リオンを裏切ったわけでも、ルークを裏切ったわけでもなかった。

私はアッシュの髪を上げておでこをあらわにした。

「アッシュだ。」
「・・・。振られたのか・・・?本当に?」
「どうなんだろう。私バカだから分かんないよ。・・・だって、誰も嫌いじゃないんだもん・・・。ルークも、リオンもジューダスも・・・。誰も嫌いじゃないのに・・・誰も傷つけたくないのに・・・」
「分かった、もういい。」

アッシュが私の背中を優しくなでてくれた。
そしてその手はそのまま私の涙を拭きとってくれた。

ごめんね、ジューダス。私、もうジューダスのこと好きになれないよ。

私の黒い髪がアッシュの髪と交じってそのまま唇が合わさった。

一瞬して離した唇は少し火照ってアッシュの顔が見れなかった。

「私アッシュとずっと一緒にいたい。」
「・・・ああ。」
「でも、皆のこと放っていけないから・・・ここに残りたい。」
「カナダやめるのか?」
「うん・・・。今はこうしてるのが一番落ち着くから・・・。」

私はアッシュの腕の中で呼吸を落ち着かせた。

もう離れたくなかった。
誰にも渡したくなかった。

私はアッシュが好きで、アッシュも私が好きで・・・。

これからも変わらない事実だって。

腕の中で私は誓いの言葉を呟いた。


アッシュ編おしまい。

アッシュはやっぱりずっと一緒に居るって言う願望が強そうだ。
ってわけでアッシュ編でした。

アッシュは途中から空気読めないだの、菓子作りが好きだの。
結構適当に決まった設定でした。

おそらく唐突に終わった編だって思う。
アッシュさんのファンの皆様に全力でお詫び申し上げます。

アッシュさんのキャラ崩壊してすいません!!!

でも一応アッシュさんが好きだとか嫌いだとか言ってなかったし・・・。
一回ヤバい口論があったくらいで。

この話の中でアッシュが一番空気が読めなくて憎めないお兄さんだった気がします。

ちなみに、最初はアッシュさんとゴールインって勝手に考えてました。
ですが、回数が重なるたびに。

・・・誰と一緒にしよう

消去法で最初で消えたのがアッシュさんです。
なんて不憫なんだ。

アッシュさんは最後のイベントの方です。
ここに来たルークが長髪だわ、我儘だわってことで屑、屑言ってただけです。

特に嫌いとかはなかったです。
ちょっと素直になれなかっただけさ。

途中からルークに対して弟の様な感情を持ち始めました。

ここにきて余計な棘と緊張感がなくなったからですね。

アッシュさんルートは一番バットエンドな気がします。
カナダに行かないってことは他の弊害がいますからね。

でも、それでもアッシュさんは幸せだし、主人公も幸せだし。
他の目を気にしなければ良いエンドです。

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無題
更新したな!ww
Posted by 2011.10.29 Sat 19:32 編集
無題
更新したよ!
Posted by 2011.10.29 Sat 22:20 編集
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