人間が嫌いな未成年。
たまに2次創作3次創作を打ちます。
完全オリジナルも打つ時もあります。
このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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「マジかよ!」
朝起床してそう叫んだのは私だった。
驚いたというのを通り越してベットまでも飛び越えて私はベットの隣に引いた布団に寝ていたジューダスの上に思い切りぶつかった。
「・・・え?いや・・・寝てるよ・・・。」
私は体勢を立て直して立ち上がった。
あ~あ、これからどうしたものか。
ジューダスとどう接しればいいのだろうか私は悩んだ。
そのツケがジューダス自身にも降りかかっているのだろう。
まったく起きる気配がない。
いろいろつっこみたいし、これからどうするかとか考えなければいけないと思うし。
頭が痛くなる。
これが普通の男女間に起きた問題ならどれほど楽なんだろう。
私が普通にジューダスのことが好きでジューダスが普通に私のことを好きならここまで悩むことも無かっただろうに。
「・・・てか、マリアンはどうすんだよ・・・。」
一途な彼のことだ決して忘れることは無いのだろう。
その感情同士がいつかぶつかる事になるそこまでわかっていて付き合ったり恋愛ごっこをしたりする意味はあるのだろうか?
「駄目だ、考える方向を変えよう。」
どうやったらこの感情を隠して家族となれるのかだ。
家族は誰も帰ってこないだろう。
ほかの4人を追い出せる気もしないし、追い出そうなんて思わない。
円満に暮らせればいい。
お腹すいた・・・考えるのをやめよう。
思考停止中。
「朝ごはん、朝ごはん。」
「・・・僕の分も残しておけ。」
そういって布団の中にもぐりこむジューダスを思わず蹴ってから私は台所に向かった。
「おう!ただいま!」
「ルーク・・・なんで昨日居なかったんだよおおおお!!!!!」
「はぁ!!???あ、もしかして寂しかったのか?」
ルークは昨日友達との付き合いだとか行って友達の家に泊まりに行っていたのだ。
だが、昨日ルークが居たらあんなことにはならなかっだろうに・・・!
理不尽な怒りがこみ上げてきた・・!!!
「あ~~~!!!ルークが一番だよ!!そうだよ!昨日色々怖かったんだよ!!」
「泣いてるのか!?おい、大丈夫かよ!?」
「うわああああああああああああ・・・・・・・!!」
泣いた。
やっぱりどこかで怖かったんだと思った。
「い・・・医者・・・呼ぶか!?」
首を横に振った。
ルークの胸に飛び込んで少しだけ甘えた。
「るううううくうううう!!!!」
「え?・・・ええ?」
いつも一緒に居るルークは私の中で兄弟のような関係だった。
ルークも私の心境を察してくれたのか戸惑いながらも胸を貸してくれた。
「・・・・・・うえ・・・・え・・・・・あああ・・・・」
鼻水だらけで恥ずかしいな。
そう思ったけど、なんかどうでもよくなってしまって私はそれから30分近く泣き続けた。
「う~・・・」
「一体何があったんだよ?」
「う~・・・・。」
「うなってるだけじゃわかんねーよ。」
「う~・・・。」
「だから~!」
聞かれたくなかった。
というか恥ずかしくていう気にもなれなかった。
私が独り何かをぐちゃぐちゃにしてしまうような気がして、口が動かなかった。
「・・・ルークゲームしよう。」
「おう!」
簡単に話をそらすことに成功した。
単純な奴め。
ああ、私もか。
「これぐらいで動揺してどうすんだってね。」
「ん?なんだ?」
「独り言独り言。ささ、今日は隠していた秘蔵のアクションゲームをしようか?」
「おお!ずっと隠していた奴じゃねーのか!?」
「ふふふ・・・そうだよ!」
悩むのも考えることもやめて流れに任せてしまおう。
そのときの私はそう考えていた。
「サンキュ!」
「え・・・。」
それは彼なりの感謝の表し方だったのだろう。
だからこそ怒れないし、私は嘆くしかできないと覚悟した。
「・・・る・・・ルーク・・・くん・・・き・・・いや・・・。口と口とのき・・・キスというのだはね・・・その・・・恋人同士・・・がだね・・・。」
「ば・・!!!いまさらそんなこと言ってんじゃねーよ。」
お?理解してくれた・・・!?
「俺ら付き合ってんだろう?だって友達に聞いたらそういって・・・。」
「・・・は?」
「そいつによれば、ずっと一緒に居て朝起こしに行って・・・そ・・・そのキスだってするってのは・・付き合ってるって・・・。」
「いやいや・・・私が認めていないということは言ったのか・・・?」
「照れ隠しって言ってたぜ。」
全部いいほうに考えてやがる・・!!
「ルーク。私はルークのことを好きだけど、それは家族愛というか・・・。」
「お前・・・結婚のことまで今から考えてるのかよ。」
「はい?」
「まあ、心配するのはわかるけどな。安心しろよ!大船に乗った気で良いからな!」
沈没したよ・・・・ルーク・・・!!
「・・・そっか。そっか・・・一度それに関してはゆっくり話し合おう。」
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