人間が嫌いな未成年。
たまに2次創作3次創作を打ちます。
完全オリジナルも打つ時もあります。
このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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忘れている人の為の
前回までの説明
なんか、カナダに行くことになって、なんか兄貴とその他もろもろで
どうやら、お母さんの仕事を手伝うためらしい
前回↓
http://jurinomono.blog-rpg.com/Entry/453/#ps_text
前回までの説明
なんか、カナダに行くことになって、なんか兄貴とその他もろもろで
どうやら、お母さんの仕事を手伝うためらしい
前回↓
http://jurinomono.blog-rpg.com/Entry/453/#ps_text
雨が降っていた。
でも、この日台風が来ることを知っていた私からすれば故意に傘を持ちださなかった。
そして私はこの日濡れて帰ることになった。
ワザと人と間隔をあけ、さらにはリオンやジューダス、ルーク、アッシュには先に帰ってもらうまでして。
私は考えを巡らせていた。
何悩んでるんだろう。
答えなんか簡単じゃないか。
別に帰国子女とか今頃珍しくないし、留学って考えればいい。
一生日本に帰ってこれないわけじゃないし。
それに・・・・。
ああ、どうしよう。
考えがまとまらない。
家まで後20分のところで私は脚を止めた。
「ルーク・・・。」
「あ、バカ!お前かなり濡れてる!タオルこれ使えよ!」
「・・・私さ、いつもあやふやにしてたよね・・・。」
「あ!?それよりも体拭けよ。」
「私、正直ルークと彼氏彼女扱いされるの嬉しかったんだ。」
「は・・・?だっていつも、ハッキリ違うって・・・。」
「・・・あの中で正直に言えるわけない。でもね、悪い気はしないってだけで、私。」
「もういい。」
「・・・あ・・。」
ごめん、そう言葉をつなげる前に私は口を閉ざした。
有頂天になっているのは私自身だった。
直球に私のことを好きだって、言ってくれることが凄くうれしかったし。
少しむず痒かった。
でも、好きっていう定義が分からなかった。
それで、私の中の定義って物差しで測ったルークは好きじゃなかった。
「帰ろう。アッシュがまたホールでケーキ作ったんだ。」
「・・・うん。」
ルークを傷つけた。
私は、ルークをすごく今傷つけた。
でも謝ろうとは思わなかった。
謝ればまた傷つけてしまうだろうから。
私はアッシュの作ってくれたっていうホールのケーキを口に放り込むために少しでも考えることを放棄してしまいたかった。
「俺さ、お前のこと嫌いにはならないから。」
ぼそりと呟いたルークの言葉を私は聞こえていないふりをした。
「ただいまー。」
無意味なテンションで玄関に入り濡れた体のまま台所に行ってアッシュを確認した。
「あ!美味しそう!皆で食べる奴?」
「ああ・・・お前!何でそんなに濡れてんだよ!」
「え?あ・・・ああ。傘忘れちゃって。」
「ジューダスは?」
「先に帰ってもらったから。・・・帰ってきてるでしょ?」
「上で不貞腐れているな。お前!なぜそんなに濡れているんだ!早く、シャワーを浴びてこい!」
「ごめんごめん。すぐシャワー浴びてくるよ。」
私は笑って上に上がった。
「・・・あいつ何かあったのか?」
「僕らのことを気にしているんじゃないのか?」
「・・・ルークお前何か知って・・・」
「知らねーよ。」
いつもよりも迫力があるルークの態度にリオンは何かあったらしいと上を向いた。
「・・・アッシュ。お前はあいつのことをどう思っているんだ。」
「何だ、急に。」
「・・・ルークはあいつのことが好きなんだろう?」
「・・・。」
「僕は放っておけない。いつも目で追ってしまう。悪い虫がつかないか、いつもひやひやしてる。少しでも触れたくて少しでも話していたい。僕は愛情表現が不器用だから、それでつい叩いてしまうが・・・。」
「俺は・・・婚約者がいる。彼女のことを今でも愛してる。」
「・・・だから?」
「あいつは俺にとって大切な人だ。消えてほしくない。」
上に上がった私はジューダスの部屋をたたいた。
「ジューダス。」
「入れ。」
「ありがとう。ルークにはきちんと話をつけたよ。」
「リオンには?」
「まだ。なんかタイミングが難しい。」
「・・・僕が言ってやってもいいぞ。」
「自分から踏ん張りつけていきたいから。ジューダスにこの家のことは任すことになっちゃうけど・・・ごめんね。」
「僕が言いだしたことだ。気にしなくていい。」
「ありがと。感謝してる。」
「おい。」
「何?」
「僕で手を打っておかないか・・・?」
「何言ってるの・・・?私はジューダスのことがす・・・。」
す・・・。
何だっけ。
言葉が出てこなかった。
す・・・何?
「おまえは、本当は僕のことが好きじゃないんだろう?」
「違うよ!!だって私は・・・リ」
ぽろぽろと涙があふれてきた。
誰の名前を言おうとした・・・?
私は一体だれの・・・。
ジューダスが嫌いなわけじゃない。
だって、私は・・・・
「リオンか・・・?」
「違う・・・間違えただけだから・・・間違えたの。声一緒だし・・・。」
「違うな。」
「・・・・・・・・。」
私はまた誰かを傷つけてしまったらしい。
でも、この日台風が来ることを知っていた私からすれば故意に傘を持ちださなかった。
そして私はこの日濡れて帰ることになった。
ワザと人と間隔をあけ、さらにはリオンやジューダス、ルーク、アッシュには先に帰ってもらうまでして。
私は考えを巡らせていた。
何悩んでるんだろう。
答えなんか簡単じゃないか。
別に帰国子女とか今頃珍しくないし、留学って考えればいい。
一生日本に帰ってこれないわけじゃないし。
それに・・・・。
ああ、どうしよう。
考えがまとまらない。
家まで後20分のところで私は脚を止めた。
「ルーク・・・。」
「あ、バカ!お前かなり濡れてる!タオルこれ使えよ!」
「・・・私さ、いつもあやふやにしてたよね・・・。」
「あ!?それよりも体拭けよ。」
「私、正直ルークと彼氏彼女扱いされるの嬉しかったんだ。」
「は・・・?だっていつも、ハッキリ違うって・・・。」
「・・・あの中で正直に言えるわけない。でもね、悪い気はしないってだけで、私。」
「もういい。」
「・・・あ・・。」
ごめん、そう言葉をつなげる前に私は口を閉ざした。
有頂天になっているのは私自身だった。
直球に私のことを好きだって、言ってくれることが凄くうれしかったし。
少しむず痒かった。
でも、好きっていう定義が分からなかった。
それで、私の中の定義って物差しで測ったルークは好きじゃなかった。
「帰ろう。アッシュがまたホールでケーキ作ったんだ。」
「・・・うん。」
ルークを傷つけた。
私は、ルークをすごく今傷つけた。
でも謝ろうとは思わなかった。
謝ればまた傷つけてしまうだろうから。
私はアッシュの作ってくれたっていうホールのケーキを口に放り込むために少しでも考えることを放棄してしまいたかった。
「俺さ、お前のこと嫌いにはならないから。」
ぼそりと呟いたルークの言葉を私は聞こえていないふりをした。
「ただいまー。」
無意味なテンションで玄関に入り濡れた体のまま台所に行ってアッシュを確認した。
「あ!美味しそう!皆で食べる奴?」
「ああ・・・お前!何でそんなに濡れてんだよ!」
「え?あ・・・ああ。傘忘れちゃって。」
「ジューダスは?」
「先に帰ってもらったから。・・・帰ってきてるでしょ?」
「上で不貞腐れているな。お前!なぜそんなに濡れているんだ!早く、シャワーを浴びてこい!」
「ごめんごめん。すぐシャワー浴びてくるよ。」
私は笑って上に上がった。
「・・・あいつ何かあったのか?」
「僕らのことを気にしているんじゃないのか?」
「・・・ルークお前何か知って・・・」
「知らねーよ。」
いつもよりも迫力があるルークの態度にリオンは何かあったらしいと上を向いた。
「・・・アッシュ。お前はあいつのことをどう思っているんだ。」
「何だ、急に。」
「・・・ルークはあいつのことが好きなんだろう?」
「・・・。」
「僕は放っておけない。いつも目で追ってしまう。悪い虫がつかないか、いつもひやひやしてる。少しでも触れたくて少しでも話していたい。僕は愛情表現が不器用だから、それでつい叩いてしまうが・・・。」
「俺は・・・婚約者がいる。彼女のことを今でも愛してる。」
「・・・だから?」
「あいつは俺にとって大切な人だ。消えてほしくない。」
上に上がった私はジューダスの部屋をたたいた。
「ジューダス。」
「入れ。」
「ありがとう。ルークにはきちんと話をつけたよ。」
「リオンには?」
「まだ。なんかタイミングが難しい。」
「・・・僕が言ってやってもいいぞ。」
「自分から踏ん張りつけていきたいから。ジューダスにこの家のことは任すことになっちゃうけど・・・ごめんね。」
「僕が言いだしたことだ。気にしなくていい。」
「ありがと。感謝してる。」
「おい。」
「何?」
「僕で手を打っておかないか・・・?」
「何言ってるの・・・?私はジューダスのことがす・・・。」
す・・・。
何だっけ。
言葉が出てこなかった。
す・・・何?
「おまえは、本当は僕のことが好きじゃないんだろう?」
「違うよ!!だって私は・・・リ」
ぽろぽろと涙があふれてきた。
誰の名前を言おうとした・・・?
私は一体だれの・・・。
ジューダスが嫌いなわけじゃない。
だって、私は・・・・
「リオンか・・・?」
「違う・・・間違えただけだから・・・間違えたの。声一緒だし・・・。」
「違うな。」
「・・・・・・・・。」
私はまた誰かを傷つけてしまったらしい。
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