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人間が嫌いな未成年。 たまに2次創作3次創作を打ちます。 完全オリジナルも打つ時もあります。 このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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バイトまでに夢小説を書いてみる。
なんか最近欲求不満なので書きたいことします。
甘くしてやります。

長髪ルークで主人公にやきもち。

主人公に名前なし。


朝目が覚めると俺の隣の部屋で寝ていた奴が居なくなってた。
何時もならガイが俺を起こしにきて、朝が嫌いだと言う女を起こしに行くのが当たり前だった、
なのに最近は奴が朝早くガイに起こして貰うことを俺は知って居た。

「なんだよ、またアイツバイトか?最近早いんじゃね?」
「そう言うなよルーク。あいつは頑張ってるんだ応援してやろうぜ?」

そう言うガイは眠気覚ましにもってきた水を俺に手渡して、にこりと笑った。
何処か思惑を感じさせる笑い方に俺は無性に腹が立った。
俺の表情を見て察したのか、ガイは睨むなよと俺の頭をくしゃくしゃに撫でた。
その手を振り払ってみたらガイは顔を引き締め目は起こった目をしていた。

「お前な・・・あんまり焼き餅ばっかやいても可愛くないぞ。」
「はあ!?何で俺が可愛くなくちゃだめなんだよ!」
「・・・はあ。まあ・・・奴が良いなら俺は良いんだけどな、ルーク飯は要らないのか?」
「要らねえよ。」

その言葉にガイは一瞬驚いた顔になったけど、すぐに何時ものガイに戻った。
でもやっぱりどっか気になってるのか俺の顔をじっと見て、俺が一喝するとガイは部屋を出ていった。

「早く帰ってこいよ・・・腹が減ったんだよ。」

あいつが帰って来ない間俺はまたベットで横になって居た。
何時もなら煩いガイも入って来なかったし父上も母上も特に何も言わなかったから目が覚めたとき
夕方になって居た。

俺はゆっくり体を上げて隣の部屋を見に行ったけど
やっぱりまだ帰ってきてなかった。

「なんだよ・・・まだかよ・・・。」

部屋に入ったら女とは思えないくらい何もなかった。
片隅に散らばった紙とペンが置いてあるけど、俺には読めない字で文字が綴られていた。
多分ガイが教えたがっていた古代イスパニア後だと思う、ミミズがはった様な字で俺には理解が出来ないけど俺の名前は分かった。
なんかビックリマークがやたらと付いているページに必ず俺の名前が書いてあった。
最近俺に冷たかったし怒ってるのかなって思って少し腹が立った。

何ページか見ているとかわいらしいイラストが書いてあった。
その下には名前が書いてある、これはガイだ。

何で俺の絵じゃなくてガイが書かれているのか意味が分からない。
しかもガイの名前の後にはハートが付いてある。

ムカつく。
何で俺の名前にはビックリマークしか付いてねえのに、何でガイの名前にはちゃんとハートが付いてるんだよ。

「意味分からねえ。」
「ただいま。」

そのセリフに俺は驚いた。
何で俺の家なのに俺が驚かなくちゃいけないんだろうとも、思ったけどちょっと怒ってるみたいだった。

「ルークは何でここに居るの?」
「べ・・・別に俺の家なんだから良いじゃね―か!」
「・・・それもそうだ、疲れた~。」

そう言ってベットに倒れこんだ奴の背中を見ると汗で服が湿って居た。
まだ、こんなにも涼しいのにこいつはこんなにも汗をかいてる。

俺はずっと引っかかって居た事を聞こうと思った。
ベットで疲れたと連呼しているあいつの枕を強奪する。

「うわああああ・・・枕取るなよ~・・」
「何でバイトなんかしてんだ・・・金なら母上達から貰ってるだろう。足りないなら言えば良いじゃね―か。」
「・・・ルークには分からないよ。」
「なんでだよ!!」

俺は怒りにまかせて仰向けになって居たあいつに馬乗りになった。
あいつは冷静に俺のことを見て、落ち着いた?聞いてきた。

「分からねえ―よ、何で俺の前から居なくなっちゃうんだよ・・・皆・・・・皆何でお前まで行っちゃうんだよ・・。」

涙が出て来てくる、目からポロポロそれを抑えようと手を使ってそれを拭うけど中々止まらない
手から溢れる涙があいつの頬に流れ落ちた。
指の間から見えるあいつの顔は哀しそうだった。

「何で俺に黙って決めるんだよ・・・金が無いなら言えよ、俺が何とかするからさ・・・だからもう行かないでくれよ・・・お前が居なくなったら俺は・・・・俺は・・・。」

寂しい・・・何で一人でこんな気持ちになってしまうんだろう、ガイは俺のこと何時もよくしてくれる、
だけどこいつじゃなきゃ俺はやっぱり嫌なんだ・・・。

泣いていた俺にあいつが軽く抱きしめた。
耳元でルーク大好きって言ってくれた。

俺は嬉しくて悔しくてあいつを腕いっぱいに抱きしめた。
俺は知ってるこいつはガイが好きなこと、だけど俺に気を使ってくれていることも。

ガイのところなんて行かしたくない。

「ルーク・・・大丈夫だから、離して?」
「うん。」

離れたらまた俺なんか見ずにガイの所にでも行くんだろ?
怖い、ガイの所に行っちゃうお前が怖い。

それでもあいつはにっこり笑ってこう言うんだ。
ルークを嫌いになんかならないよって

「ルークを嫌いになんかならないよ。」

ほらな。

あいつは汗を洗いたいって言って俺どかして、風呂に走っていった。

行くところは決まってる。
ガイのところだ。
多分また今日の日記みたいなやつに俺の事とその倍はあるガイの事を書くんだと思う。

「・・・。一人にさせるんじゃねえ・・・よ。」

あいつのベットで横になったら微かに汗のにおいがした。
でも臭いとかじゃなくて甘い髪の匂いがした。
明日から古代イスパニア語を覚えてやる。

泣いたら疲れてたのか案外早く眠れた。

朝目が覚めたらやっぱりあいつはいなかった。
久しぶりに早く目が覚めたなって思って部屋を出てまだ寝てるかもしれないと思いながらガイの部屋に行った。
庭で、ペールがいて声をかけたらガイは帰ってきていないらしい。
ガイの部屋に行ったらやっぱりガイはいなかった。

面白ないって思って部屋に帰った。

気持ち良さそうに眠るあいつが居た。
多分俺がベットを占領してたから、こっちに来たんだと思う。

だけどそれは一人では無かった。
ガイが俺のベットで眠って居た。

「何でガイが・・・?」
「ん・・・・・」

ガイが目を覚まそうとしてる。
俺は驚いて部屋を出てもう一度あいつの部屋に入って耳をすました。

「おい、起きろよ。今日はバイト休みか?」
「・・・・・・・・・・大好き。ガイ。」
「・・・俺もだよ。」

途切れ途切れに聞こえてくる会話に俺はショックを隠せなかった。

「なんだよそれ・・・・・・・・。」

俺の部屋でガイと寝てたのかよ。
そう考え出したら止まらなかった、俺はたまらなくなって外に出た。
外ではメイドたちが働きだしていた。

「おはようございます、朝食の準備が出来ております。部屋の方にお持ちいたしましょうか?」
「いい、俺が行く。・・・そうだ部屋には入るなよ昨日の日記が散らばってて見られたくないからな。」
「かしこまりました、都合がよくなったらお声をおかけください。」
「ああ・・・。」

食堂に行くと父上が俺に驚いたように声をかけた。

「ルークか今日はどうした早いな?」
「・・・俺、今日から変わるから。」
「・・・頑張れよ。」
「はい・・・。」



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