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人間が嫌いな未成年。 たまに2次創作3次創作を打ちます。 完全オリジナルも打つ時もあります。 このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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テスト?
何の話ですか?

甘いよりも辛いって感じでかきたいです。

追記
私がかくと何処かアッシュチックになるのは何故だろう・・・!
違うんだ、確かにアッシュは好きだけど私は長髪ルークのことも好きなんだ・・・!


「俺変わるから。」
「・・・頑張りなさい。」

俺は何時もより早く目が覚めたそして、あろうことかガイとあいつが寝ているところを目撃してしまった。
正直悔しかったしでもある意味納得もした。

ガイは良い奴だから。
俺なんかよりずっと話が通る奴で、我儘でも苦笑しながらでもたいていの事なら叶えてくれる。
そんなガイが俺は好きだし嫌いにはならないと思う。

だから今回のことはショックだった。

でも俺はガイのことが好きだから応援したい筈なのになんかそんな気分になれなかった。
多分食事がすんでもガイには会いには行かないと思う。

父上の目が涙目になっているのに俺は気がついたけどそこには気を留め無かった。
俺はスープをかき込んで食堂を後にした。

家に有る書物庫の鍵をラムダスから借りて中に入った。
そこには多分俺の為に買っておいてくれたんだと思う古代イスぺニア語の本が並んであった。
何年も使われていなかったのに埃をかぶって居ないのは俺の為にラムダス達が丁寧に埃を取ってくれたからだと思う。
紙とペンを机に置いて少しずつ翻訳していく、段々色んな単語を覚えていくうちに分かって来たことが有った。
それはこの国のことだ、今まで屋敷に閉じ込められていたからかもしれないが、外の国に関心が湧かなかった。

「・・・俺・・・本当に何も知らなかったんだ・・・。」

ページをめくっていくと昔に家庭教師に習ったと思うことが綴られていた。
そのせいか、その当時の記憶が繊細になっていく。

”記憶を失われたんですって”
”前はあんなに聡明な方だったのにね”

「ロクな思い出ねーな。」

”ルークの御話相手連れて来たのよ。”
”よろしくお願い致します。名を・・”

「・・・。何が話相手だよ。」

今じゃ俺なんかそっちのけでガイと出来てる癖に。
歴史の本を閉め紙とペンを使って覚えた単語を綴っていく。
今日で軽く30はいったなと少し満足気にルークはペンを置いた。

するとドアにノックの音が響いた。
ルークが返事をする前にそのドアは開かれる。

「なんだ?勉強もう止めたのか?」

入って来たのはガイだった。
手にはお茶とクッキーが丁寧に並べてあるお盆を持っている。

「ちげーよ、休憩中だよ。」
「はははそりゃいい、丁度良い。俺も話が有ったんだ。」

ガイが俺の書いてあった紙を覗きこんだ。
俺が真面目に勉強したことが無いのから驚いてるみたいだった。

「これ・・・お前覚えたのか?」
「まあな、これが俺の名前だろ?調べるのに苦労したんだぜ?後これが・・・あいつの名前で・・・
後は歴史を調べてたからそれに出てきた単語一通りだな。」
「・・・・お前変わるんだってな・・・・・。何でだ?」
「別に何でも良いだろ・・・。」
「ああ・・・そうだな・・・。俺が手伝うこと無いか・・・?」
「ねえーな、分からないこと有ったら家庭教師に聞くし、ガイは下がってて良いぜ。」

ちょっとした、仕返しのつもりだった。
ガイはまた苦笑して出ていくだけだと思ってた、だけどガイはなんか知らねえ―けど。
すっゲー辛そうな顔して、済まなさそうにして俺と目を合わせようとしなかった。
俺はガイから目を離さなかったけどガイは目が合うたびに辛そうに目を背けてイラついた。

「あのな・・・ルーク。」
「何だよ。」

多分イラついてた所為もあったと思う、気がついたらガイを睨んでいた。
ガイは思った以上にたじろいで一言後で良いんだって言って部屋を出ていった。

それと入れ違いに入って来たラムダスは何事ですかと聞いてきたが俺は知らないと通した。
ラムダスは最初は戸惑いを見せたけど、すぐに落ち着きを取り戻して俺に教科書を持ったと言ってくれた。
文字の練習の紙とかノートとか、俺の字じゃ誰も読めないと俺自身も思っていたし、素直にそれを受けった。
多分ガキがやるような事だけどそんなことは気にしなかった。

少しでも知識を身につけようと俺は必死だった。

「ルーク様、夕食はどうされますか?」
「もうそんな時間か、すぐに行く。」
「お部屋の方はどうされますか?」
「片付けといてくれ。」
「かしこまりました。」

今度師匠が来たら聞きたいことが山のように有ったから紙にまとめてたら夕食の時間になってた。
時間ってこんなに早く過ぎるんだって初めて思った。

食堂に着いたら母上と父上が俺を待ってくれていた。
母上も妙に嬉しそうに笑ってくれて肩身の狭い思いはしなかった。

「今日はどんな勉強をしたの?」
「今日は古代イスぺニア語と歴史について、師匠が来たら聞きたいことが山ほどあるんだ。
そうだ、父上今度城に行っても良いですか?あそこにはここ以上に本が有るだろう?」
「そうだな・・・・イスぺニア語を出来るようになったら連れて行こう。」
「分かった。」

食事を済まして俺はラムダスに書物庫の鍵を返して、明日も貸してほしいとたんだら、明日は辞書を持ってくると約束してくれた。
部屋に戻ると朝のシーツじゃなくて違うシーツがかけてあった。
机に座って今日の日記をかくことにした。

”あんまこのこと書きたくないけど、ガイとあいつがこの部屋でなんか寝てた。
すっゲームカついたし、なんか悔しかった。
それから、ラムダスに書物庫の鍵を借りて勉強した、やっぱり本の中の出来ごとじゃいまいち分からないから、今度師匠が来たら聞こうと思う。
古代イスぺニア語も少し分かるようなった。
っても単語だけだけど、明日はラムダスの辞書を使って本を訳して行こうと思う、今日はフォニック語の本を読んだし、明日にはイスぺニア語分かるようになってるかも知れねえし、頑張ろうと思う。
頑張れば城に連れてってもらえるしな。”

「ルークいる?」
「入っていいぞ。」

ドアを開けて入って来たのはあいつだった。
どうやら怒っているらしい、俺は前髪を軽くかきあげた。

「昨日私のベット占領してたよね、なんか言うことないの?」
「・・・。」
「ねえ!なんか無い・・・わ・・。」

俺はあいつを乱暴に抱きしめた。
あいつは苦しいと言うだけで反抗してこなかった。
俺が離すと思ってるんだと思うと余計に腹が立った。

「ルーク離してよ・・・。」
「・・・ガイと出来てんだろ?」
「・・・誰が言ってたの・・・ガイ?」
「・・・。」

俺が何も言わなくなったら、いきなりあいつは泣きだした。
意味が分からないって思ってアイツを見たら”裏切られた”って言って今度は俺を抱きしめてきた。
俺は何が起きたか分からなかったけど、兎に角ガイが勘違いされたのは分かった。

「ガイじゃねーよ・・・。」
「本当に・・・?」
「・・・うん。」
「良かった~・・・・・うう・・」

本当に意味わかんねえ、いきなり裏切られたとか良かったとか、何考えてんだろう。
俺がこうやって抱きしめてもコイツはガイのことしか考えれないと言うのが分かった。

「私ルークの事嫌いになんかならないから。」

またそうやって誤魔化された。
だけど俺はそれに従って腕で泣いているコイツ離して顔を見た。
ガイの前でもこんな顔で泣くのだろうか・・・?それとも俺の前だけで泣くのだろうか・・・。
んなの決まってる、ガイの前でもこうやって泣いてんだろうな。

ガザ・・

何だろう?
風にしては変な音だと思って俺は後ろを向いた。
そこには俺の知らないガイが居た。

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