人間が嫌いな未成年。
たまに2次創作3次創作を打ちます。
完全オリジナルも打つ時もあります。
このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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朝、目が覚めると慌ただしい声と足音が耳をかすめる。
低血圧な所為なのかそれとも単に寝不足なのか、セミロングまで伸びた髪を掻き揚げ欠伸を繰り返す。
数回繰り返すと身体が落ち着いてきた、身体を起こして自分の机に無造作に散らばった教科書の中から必要なものを鞄に詰め込む。
だるさに頭を支えながら朝が来たことを知らせるトーストに目をやった、何時もならここで食べるが時間が無いため着替えを済まし、弁当箱と水筒を鞄にいれ家をでた。
自転車の鍵を開け鞄を乱雑に籠の中にいれ、隣に置いてある自転車を半ば強引に出し自分の自転車を取り出した。
毎日通っている学校とは言っても道のりは長く、足にだるさを覚えたが休む暇も無く、無情にも予鈴が遠くで聞こえた。
学校内に入ったものの自転車を置くところさえ確保できない。
小さな隙間に強引に自転車を詰めるが、時計は残酷にも待ってはくれない、本鈴まで数分というとき靴箱から靴を取りだした。
教室に入ると誰と挨拶する訳でも無く席に座り本を取り出したが、読める気力は無くうたた寝を始めた。
教師が朝の伝令を済ませると鞄に詰め込んだ教科書を取り出した。
教師が入ってきて号令を委員長にさし、ふら付きながら立ち上がり形だけの号令を済ました。
何時もと変わることも無く時間だけが過ぎていく、隣では楽しげに女子同士の会話を楽しんでいるが、中に入ろうとは思わず時間をもてあそんだ。
時々教師が会話を楽しむ女子に注意をするが、それが効いた事は無い。
耳障りな音と会話は止まることを知らない、彼女たちは形だけの仲間を作り楽しんでいるようにしか見えなかった。
特に馴染み無い曲だけが耳につき、自己満足の歌が聴こえた。
何時もながら味が濃いと思うフライドポテトを大量に買占め皆で分け合い飽きない会話を続けている。
何が楽しいのか理解に苦しみながら少しでも聴こえないように腕に顔を隠し軽く寝てみるが耳障りな音は聴こえたまんまだった。
意味も無く教師をなじる女子に不快を覚えるが、教師は気にせずに授業を始める。
キーが高い声に吐きそうになりながら、机に入っていた教科書を鞄に詰め込み足早に教室を出るが、自称友達を名乗る女を駅まで送り届け、自転車を乗り自宅まで漕ぐ。
今日の予定を改めて確認した後パソコンの電源をつけ、欲望を満たすために見てまわる。
執筆を続けてみるがあまり進みはしない、相変わらずな成長の無い文章を眺め誤字を探し文体を確認する。
憂さ晴らしに性表現のあるサイトを見てみるが自己満足が嫌になりパソコンの電源を消してしまう。
セミロングまで伸びきった髪を一つにまとめ晩飯を腹に収める。
変わり映えしない母の手料理を食べ安定感を求め、何かで自分を満たそうと手を伸ばすが掴む事は出来ない。
深夜軽く身体を動かして深く眠りに着く。
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