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人間が嫌いな未成年。 たまに2次創作3次創作を打ちます。 完全オリジナルも打つ時もあります。 このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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誰かを欲しているのは弱さから。
誰かを否定しているのは怖さから。
本当は誰でも良いわけなくて。
あいつが良かった。
束縛が出来るならそうしたい。

一つの部屋に閉じ込めて私の声だけが情報源にして
私だけを見てほしい。
私だけを頼りにしてほしい。
ただ私を欲して私もあいつだけを欲する。

それが出来るなら簡単なのに
あいつが泣いたら怖がったらそれでもう出来ない。
怖がりで寂しがって
好きなのに手は伸ばせなくて遠くて。

近い筈なのに手が届かないところに居て。
あいつは自分と向き合っているのに私はあいつしか見れない。

何度思っただろうなんでこんな風に生まれてきたんだろうか。
なんでもっと素直に生まれなかったのか。
なんでこんな身体に生まれてきたのか。
それ以上になんであいつもあんな姿なのか。
なんでお互いに傷付け合うことしか知らないんだろう。

私はあいつ以上なんて見れないのに。

嫌いだそう思って居たい
でも嫌いなわけない好きに決まってる。
愛してるのにこれ以上の言葉も出てこない。

こんなに愛くるしいのにあいつを求めているのに
痛い
体中を鎖で絡まっているみたいに。

届かない聞こえない聞こうともしない。
あいつには私の言葉は雑音にしか聞こえなくて
あいつは他のおもちゃに夢中なんだ。

血を流して身体を穢して
誰にも癒されなくて誰も許せなくて
誰も認められないんだ。

哀しいって言っても誰も癒しても慰めもしない同情の目を向けるだけ。
雨は想像以上に冷たくて、傷にしみて。
雪は心から冷まして、体温を奪って。

あいつを思うだけでこんなにも辛いのに心が痛いのに
あいつは逃げて私から勝手に離れてって。
誰が持って行ったんだろう、
私のおもちゃを
私だけのおもちゃを
誰が触った
誰が触っていいって言った
私のおもちゃは私だけのもの誰にも触らせたくない
振れるな近づくな誰も構うな

私のおもちゃなんだ誰にも触らせない
私だけが好きにしていいんだ。

その筈なのにおもちゃも剣を持って刺してくるんだ
それを離したら泣いて怒るんだ
だから抱きしめたらまた刺してくるんだ。
これでもかって、
これでもかって

怖くなって人形を手放したら余計に大きな声で泣くんだ。
見えない声なのに人形だけが居るんだ

人形だけが私を欲して
私は人形を怖がって。

なんでってなんでって

なんで私を置いていくのって

なんで誰も私を欲しがってくれないのって

刺すからだよて言ったら

それの何が悪いのって

澄ました顔で言うんだ

それの何が悪いのって

それの何が悪いの

それの何が悪いの

それの何が悪いの

それの何が悪いの

それの何が悪いの

それが私なの誰にも否定出来ないでしょ?

私があなたを愛する以上に私は愛されたい

だからお返しするの私の愛を。

誰が否定していいの?誰にも否定なんて出来ない。
それが分かっているから私は愛するの傷までも。
それが私の愛なの。

可哀想な愛だねって言ったら。

怒って泣いてきれいな白の塗装がはがれて木の人形になった。

可哀想な人形は可哀想に灰になって
海を流れて行った。

何が悪いの誰も否定できないのよ?
私は
ここに居てそれで居てあなたを貴方だけを愛してるんだから。

歪んだ愛と人形。
誰も否定できない。それが私だから。

人形の愛。
昔書いた詩の一部を若干着色したもの。

愛を知りたい持ち主とそれ以上に知りすぎた人形のお話。

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