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人間が嫌いな未成年。 たまに2次創作3次創作を打ちます。 完全オリジナルも打つ時もあります。 このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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体力が尽きたとき死が待っている。

そう感じたときにはすでに遅かった。
片手に抱いた少女は異臭を放ち傷んだ身体と元の美しい金髪は見れないものとなっていた。


「何処だ…ここは…姫様は…?」

腕に目をやるとそこには息をしていない自愛姫が居た。

白い世界。
騎士の声は遠く遠く飲み込まれるように地の果てへと消えていく。
身体の力が抜けたように膝をついた騎士は腕に居た筈の自愛姫が居ないことに気がついた。

「…!?姫様!?」

数多くの足音はこっちに向かってくる。
後ろを振り向くと一人の少女が居た。

「…そこに居たんですか…。」

一瞬のうちに体中から震えが来る。
怖い。
そう感じたときあることに気がついた。

「姫様…?」
「私を助けれるのはこの私一人。…だけど2人は要らない。」

そう―――人魚。

美しい金髪の髪は色が抜けたような銀髪になり。
肌は褐色に焼け。
下半身は鱗が生えヒレが付いている。

「お前は…!!」
「騎士!どうしたんだ?私とともに国をつくると約束したではないか!」

横にはさっきまで息をしていなかった筈の自愛姫が騎士の腕を叩きながら訴える。
目から大粒の涙を流して訴えるその姿は小さくて弱くて細い腕は騎士の服ですれて赤くなっていた。

「二人は要らないの…だから幼い私は死んでもいいよ。」
「私は国を新たに作り直すんだ!!決めたんだ騎士とともに作り直して…!!」





「かは・・・・・!!!!!」

砂浜にたどり着いたらしい。
横には息をしていない自愛姫の姿が有った。

「姫様!!」
「駄目動かさないでよ!!僕が手当てするから!!」
「君は・・・?」
「助けたいんでしょ!?人を呼んできてよ!!」

少年は騎士に指示した後。
人工呼吸を始めた。その動きはよく鍛錬された医師たちよりも手際よく真剣さが伝わってきた。

脚が疲れて動かないと思っていたが思いとは裏腹に脚は前々と進む。
近くで漁をしていた漁師たちに訳を話した後砂浜へと戻る。

そこに居たのは息を吹き返した自愛姫だった。
顔色は青く御世辞にも調子が良いとは言えない様子だったがこうして生きているのを見ると落ち着いた。
少年は持っていた紙とペンで何かを書いて騎士に渡した。

紙の内容は・・・・。
請求書。

「…持ち合わせがない。」
「じゃあ、働いてよ。」
「…仕事がない。」
「仕方がないな~じゃあ僕のところで働きなよ。僕はマルコ!マルコ・バルダッサーレあんたは?」
「…好きに呼んでくれ。」

さすがに本名はまずい。
ここが何処かは分からないが、取り合えず言葉が通じると言うことはあまり城とは離れていないのだろう。
だったら余計に事を荒立てるわけには行けない。

「じゃあ…シルヴァーノ。よろしくねシル。」
「…ああマルコ。」
「にしても綺麗な布の服だな~。こんな綺麗な布見たことないぜ。」

周りの漁師たちが普段見慣れないドレスを見て驚いていた。

「…その方にあまり近づくなよ。」
「なんだと・・・・!!!!」

男が感傷的になり騎士に殴りかかるがその手を止めた。
騎士の異様な存在感と威圧感に押されてだ。

「ひい・・・・!!!」
「・・・あー・・・。皆ありがとう後は大丈夫だから。帰っていいよ。」
「おい大丈夫か…?」
「お前は・・・確か国で…。」
「…マルコ何処に運べばいい?」
「うんこっち。」

腰を抜かした男はゆっくり立ち上がりマルコ達を遠くから見送った。
見えなくなったころ、男が重い口を開いた。

「間違いない…あいつは去年の戦争で英雄と謳われたリーンハルト・グレーフェンベルク…今は自愛姫の護衛をしていると聞いていたが・・・まさかあの女の子が・・・自愛姫・・・!?」
「自愛姫って…クリスティ―ネ様の事か!?」
「だが確か城は隣国に征服されて殺されたって聞いたぜ!?」
「…もし本当にクリス王女ならやばいぞ…。」
「何故だ?」
「何かしらの因縁を付けられてこの街が無くなってもいいのかよ…。」
「そんな…。俺死にたくねえーよ・・・!!やっとあの城から解放されたってのに。」
「俺だって…。」

マルコ達がついたのは一人暮らしだと言うなら大き過ぎる孤児院だった。
ドアを開けるとそこには大きなおばさんがドアに立ちはだかって居た。

思わずそれに騎士は目を見開いた。

「…おばさん…!!」
「マルコ・バルダッサーレ!!!!!」
「ごめんなさいって!!もう二度としません!!!だからちょっとお客さんが来てるんだって!!」
「そんなことより!あなた昨日城が大変なことになって騒ぎが起こって居ることは知って居るでしょうが!!」

ばあん!!!

おばさんがマルコに平手打ちをした。
マルコは少し考えた後おばさんを無視して部屋に向かう。
それを理解できないとおばさんは嘆いたが、今はそんなことをしている暇は無い。

「シルヴァーノそこに女の子寝かして。」

言われたとおりに自愛姫を寝かすとマルコは持って来たコップで自愛姫に水を飲ます。

「俺にもくれ。」
「はい。」

波に襲われて海水を飲んだのか喉がさっきから悲鳴を上げていた。
水が喉を通ると嘘のように喉がすっきりした。

「んであんた年齢は?」
「…マルコは13って所か?」
「…。まあね。昨日で13になったところだよ。」

マルコはあまり言及しなかった。
彼自身も後ろめたいところがあるのかそれとも知っているのか・・・。
だが、騎士はそれよりも自愛姫のことの方が気にかかって居た。

孤児院ということもあって、衛生上あまりよくないうえに満足に食事も出来ない。
仕事をしようにも不況の所為か大した金にもならない。

自愛姫は衰弱が激しかった所為か寝てばかりいる。

「…シルヴァーノあまり聞きたくは無かったけどさ・・・あの子なんなの?」
「…クリス王女だ…・。」
「…。」
「驚かないのか?」
「十分驚いているよ。周りの奴みたいに表現が激しくないだけだって」

ふーんとマルコは自愛姫を見ながらため息をついた。
マルコは騎士の腕を引っ張って耳打ちする。

「           」
「…!」
「…出来れば早い方が良いよね…。」
「今すぐにでも…!!」
「今は駄目だよ。」

マルコはボロボロのカーテンを少しだけ開けて騎士に外を見るように指示する。
それに従って騎士はカーテンの奥に目をやった。

「…!!」

想像以上の車の数々と兵士たちそしていつの間にか外に出ている孤児院の生徒たち。

「さて、どうしようか?仕事にしてくれる?」
「俺はどうすればいい?」

思わず苦笑が出る。
汗が無意識に出てくる。手から出てくる汗をぬぐった後マルコの後ろに自愛姫を持って続く。


まだ続くよ~でも多分次で終わりかも~。

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