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人間が嫌いな未成年。 たまに2次創作3次創作を打ちます。 完全オリジナルも打つ時もあります。 このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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本格的に風邪っぽくなってきました。
でも書くことに支障はないので(今のところ)
人魚姫書けるところまで書くことにします。

人魚姫はアンデルセン童話でした。
早とちりしてたみたいで・・・!
童話好きの方申し訳ない・・・。


昔むかしのお話です。
海の底には人魚たちの暮らす城が有りました。

城には何時も鏡に向かっている人魚姫が居りました。
そして城下には泳げない人魚が死にかけておりました。
それを助けた人魚は目の見えない人魚でした。

泳げない人魚は人魚姫に出会い。
そして
王子に出会いました。

最初は王子との関係を心配しておりましたが、
王子の誠実な態度に人魚は好感を抱き始めておりました。

ある日人魚は騎士によって海面に姿を現しました。
そこでは船でパーテイが開いており。
人間たちの幸せそうな音楽や踊りをみて
人魚も嬉しくなりました。

ところが瞬く間に嵐が船に襲いかかり青年を海へと投げ出してしまったのです。
人魚は騎士に頼んでその青年を助け出しました。

青年は無事助かりましたが、姿を見られてしまったのです。
人魚は騎士の為にもこのことを口外に出さないように騎士に命じました。

次の日の夜。

「騎士様今宵も海面へと連れて行ってください。」
「・・・。昨晩の事をお忘れですか?」
「忘れていません、ですがあの青年の事が気になるのです。」

人魚は昨日の青年をとても気にかけておりました。
人間は泳げないそう思うとまるで自分と同じように感じて仕方がなかったのです。

それを騎士は悟って居ましたが、人魚を危険な目に遭わせたくなかったので
黙って人魚が諦めるのを待っていました

「私が連れて行ってあげましょう。」
「王子様・・・。」

王子はそういうと人魚を海面に連れて行ってくれました。

「何故・・・ですか・・・?」
「私は貴方が笑って私を見てくれるのなら何だってします。」
「でも・・・」ガサ・・・!!!!!!

物音に人魚は息をのみました。
そこに居るのは昨日助けた青年でした。

「君は・・・!!!!」
「貴方は・・・!!」
「く・・・・!!!!!」

王子が取りだしたのは短剣でした。
それを青年の胸目掛けて大きくジャンプしました。

「やめて・・・!!!!!!」
「何だ・・・!?」

短剣は胸を外れて、腹をえぐるました。赤い血が飛び散り
それに遅れて青年が叫びました。

「うぐああああああああああああ・・・・あああ!!!!」
「はあ・・・・・・・はあ・・・・!!!!」

王子は何とか海に落ちました。
人魚は泳ぐことができないので、そこに浮いていることしかできませんでした。
しばらくそこに居ると怪しげな格好の老婆が人魚を引っ張って行ってしまいました。

「・・・お婆さん私王子様のところに戻らないと・・・。」
「あんなお前に固執しているだけの男の何処が良いんじゃ?
それよりももっと良い男の所に行かんか?
お前は容姿も悪くない。唄がとてもうまいと海では評判じゃ。」
「私は・・・王子様のところに居なくてはいけません・・・。」
「ほお?何故じゃ?」
「・・・・私の所為で本物の人魚姫が・・・それに騎士様にも恩が・・・。」
「はっ!!だったらお前は青年をどうするんだ?」

老婆は青年を水晶に写しました。
その青年は動こうとせず、赤い血が流れて顔が蒼くなっていく。

「死んだの・・・・・・・?」
「いや・・・?でも死にそうだね・・・。」
「私は・・・どうしたら・・・・・。」
「この薬を塗りなさい・・・そうすれば青年は命は助かるだろうね・・・。」
「!!」
「だが、薬を塗っても次の日には死ぬだろうね人間は知らない技術を必要とするからね。」
「・・・・。一体どうすれば・・・。」
「お前が人間として青年を助けてやればいい。」
「そんな・・・!!」
「お前は青年を助けたくは無いのかい?それにどうせこのままでは
助からないよ」

・・・・・・

・・・・・・

私が助けてと言ったから

この青年はこんな目に遭ってしまった・・・・・・・

その青年を助けるためなら。

私は海に戻れなくても

文句は言えない

「はい。」
「止まれ!!下賤な輩が姫様に近づくのではない!!」

老婆の住んでいる洞窟に入ってきたのは騎士だった。
片手に剣を携え、戦でも無いと言うのに鎧を身にまとっていた。
老婆は人魚に薬を手渡した。
これが人間になる薬だよと、言って。

「騎士様・・・?」
「それを飲んではいけません!!この輩は昔王国を追われた魔女です!!」
「・・・それでも私はやることがあります。」
「そうさ、その薬を飲めばあんたの姫様も人間の仲間入りさ!」

騎士は目を見開いて人魚を見た。

「どういうことですか・・・・。」
「私は・・・青年を・・・」
「私は!!!!
私は・・・・・!!
・・・・・・・・・・・私は・・・・・。」
「騎士様・・・。」
「あんたは優しい姫様をお持ちだね。青年を助けるためだけに人間になるんだからね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

人魚は薬の蓋を勢いよく開け。
それを一気に喉を通した。
その瞬間心臓が掴まれたような痛みに襲われる。
次に脚に鋭い痛みを覚え、失神しそうになる。

「姫様!!」
「海面に上げておやり。人間は海中では息が出来ないからね」
「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
騎士は護るべき人が人間に変わっていく様を見て
押さえつけられない気持ちを抑えて海面に人魚を連れていく。

海面に上げると人魚は人間の姿になって、うろこは皮膚となりヒレは脚と変った。
だが、人魚は気を失って起き上がる気配は無い。
この姿でも歩けないのだろうか・・・。
そんなことを考えていると人魚の手の中にある薬を見つけた。

「私は・・・・貴方だけを護ります。
・・・私は貴方だけの騎士だ・・・。誰にも渡さない。私だけの姫様。」

砂浜に来ると傷だらけの青年が死にそうに倒れているのが分かる。
人魚の薬をその青年に塗ってやる。
するとゆっくりと傷が癒えていくのが分かった。

「すごい・・。」

青ざめた顔は血の通った色に変わっていく。
これで大丈夫だろう、王子との約束も果たせただろう。

その隣に人間となった人魚を並べた。

「迎えに参ります・・・。」

何時になるかも分からない。
それでも、待ってていてください。

「王子様がお呼びです、騎士様。」
「すぐ参上いたしましょう・・・。」

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