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今日はバイトもないし久々に楽になった気分です。
別に書くこともないんですけどね、私って基本日記書かないんで。
何でかな~なんて思っていたりしてたわけなんですけど・・・。
書きたくないって言うよりも書けないのかなって・・・。
書けないか~なんか懐かしい感じの表現だな~。
そういえば友達にあげる予定の絵早く渡してあげないとね~。
同じようにブログを書いている旧友は自分のやったことをせきはら?に書いているんですけどね。
・・・あ~。
多分私ってそういう人間なんですよね~。
うん多分。
てかそっちの方が楽だね、だっていちいち考えなくても良いんだから。
あ~私って・・・寂しい人間だな~。
それしか信じてないんだから。
「貴方方に任せた甲斐がありましたよ。マダム」
「そうかい?」
執事は笑いながら人魚を抱きかかえ、
人魚は不安定な身体を少しでも何とかしようと執事の服を握りました。
「貴方は話せないのですか?」
「・・・?」
服を離せと言う意味だろうかそれとも言葉を話せないと言う意味だろうか・・・?
目をパチクリさせていると、執事が笑ったように話しかけていく。
「私は貴方が邪魔なんですよね、なので王子様に手を付けないように。」
「・・・。」
王子様に手を出すな?
別に最初からそんな気は無いが、この執事は一見笑っているように見えるが目の奥に冷たいものを感じる。
素直にうなずいた方が賢いだろう。人魚は黙って頷いた。
「良い子ですね」
お前に良い子扱いされるほど私は幼くないのだが・・・。
部屋に連れていかれると小さなイスに座らされた。
目の前に広がるのは重装備をした兵士たち、訓練されているのだろう、顔色一つ変えようとしない。
執事が人魚に水を与える。
人魚は一口それを通す。
「さてと、君が何故あそこに居たとか気にはなっているんだが・・・。それよりも、君は何者だ?」
「・・・。」
人魚です☆
これは無いなと思い、何と言おうかと悩んでしまう。
間違っても大人そうなこの人が空想の動物を信じるとは思えない。
ここはあえて流されてきましたと言っておこうか・・・?
「大変です!王子様が!!」
「なんですか?今はこの方を尋問しているのですよ?」
ああ、そうか尋問されていたのか。
「申し訳ありません!」
「いいですよ、それよりも何が有ったんですか?」
「はい、王子様の容体が急変しました!」
王子様の容体が急変?
老婆の薬の効き目が無い?そんな筈は無いだろう。
効き目が無いのであれば、とっくに死んでいる。
だとすれば、可能性は一つしかない筈だ。
人魚は執事の裾を引っ張る。
連れって言ってくれというサインだ。
それに気がついたのか、執事は顔を渋らせた。
「・・・連れてはいけません。貴方は仮にも尋問中の身分であることお忘れなきよう・・・」
それでも連れて行ってくれなければ私が困る。
無理やりにでも連れて行ってもらおうと執事の腕をしっかりと握る。
もちろん離す気などさらさらない。
それを察したのか、執事は嫌そうに顔を下に向けて人魚を抱える。
「お前は先に行け!」
「はい!」
「貴方の所為で少々遅れますよ」
「・・・。」
人魚はその皮肉には耳を貸さずに頷いた。
老婆の言葉がいまいち思い出せない。
部屋に付くと窓から何者かが逃げ出そうとしているのが分かる。
「貴様!!さっきの医者か!!!」
「っち!!」
あそこまでいったらもうする術はないな・・・。
人魚は王子様のところまで張っていく。
薬を取り出しそれを舌に塗る。
元々一か八かの行為だったのだが、利いたらしい。
この薬は万能だなと、思ってしまう。
「・・・あれ・・・?」
「王子様!?」
「ぼ・・・ああまた貴方に助けていただきましたか・・・。」
人魚は黙ってうなずいた。
それをけしていいようには思っていない執事にも人魚は気が付いていた。