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人間が嫌いな未成年。 たまに2次創作3次創作を打ちます。 完全オリジナルも打つ時もあります。 このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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嫌いにならないで。

好きでいてなんて言わないけど

ずっと仲良くいようなんて言えないけど

ルーク編


頭がボーとしてる。

私って誰が好きなんだろう。

何だろうすごくもやもやしてる。

「何泣いてるんだよ。」
「ルーク・・・。」

ルーク。

「私ね、ずるい人間なの・・・。」
「そうかよ。」
「本当は皆好きなの。」
「知ってるよ。」
「・・・。」

言葉が出てこなかった。

「何だよ・・・お前リオンが好きなんじゃないのかよ・・・。」

ルークのその一言に私は少しどきりとした。
もちろん嫌いなわけではない。
むしろ好きだし、ずっと仲良くしていたいと思う。

「私誰が好きか分からなくなっちゃった。」
「なんで。」
「なんでって・・・そりゃアレだよ、大切なものが多すぎたんだよ。」

実際そうだと思った。

ジューダスと恋人?関係になってもいつもの生活とは変わらなかった。
むしろジューダスに気を使わせているような不思議な気持ちになったのも嘘ではない。

付き合うって何だろう。

「ねぇ、ルークはさ・・・付き合うって何だと思う?」
「そりゃあれだろ。手をつないで、一緒に笑って。うまいもん食ってんで・・・」
「それで?」
「ずっと一緒にいることじゃないのか?」
「・・・ルークってロマンチストだね。」
「そうか?」
「いや、正直私もどこからがロマンチックなのか分からないけど。」

でもそれって大切なことだと思う。
私もそれを望んでいたんじゃないだろうか。
一人で頑張れるって結構限られてるし、2人だったら違う道だってあるわけだし。

「ルークのそういうところ私結構好きだな。」
「な・・・・何だよ!今更そんなこと言うなよ!お前カナダ行っちまうんだろうが。」
「・・・そうだよね。」

そうだ
私はカナダに行って帰国子女となってちょっと格好つけて英語べらべらしゃべれます見たいな顔して
それでお母さんの手伝いをして。

お母さんが私に今まで何をしてきてくれたんだろう。
ふとそう思った
海外に行ってばっかりのあの人との思い出って言ったらリオンとアッシュの学校の手続きの時だけだ。

他には何も思い出せない。

「私カナダ行きたくないな・・・。」
「行かないのかよ。」
「いや、分かんないけど」
「ふーん、まぁ良いんじゃねーの。」

一応ひきとめてくれるんだ。

「あのさ、もし私がカナダ行っちゃったらどうする?」
「ついていく。」
「・・・。」

は?
なんて言ったこの坊ちゃん

「ワンモアプリーズ」
「ついていく。」

聞き間違いじゃなかったのか・・・。

「ついてくるって正気?」
「俺お前の隣じゃないと居場所ねーモン。」

ゆっくりルークが近づいてくるのに気がついた。
近かった。
息がルークにかかってしまいそうで私は息をとめた。

長くて赤い髪が私の髪に触れて私は怖くなって体をこわばらせた
向こうも息を気にしているのか、ぎりぎりまで息をしていないみたいだった。

ルークの手が私の目元に近づきそれと同時に目をつぶった。
肩がふるえて顔が赤面してしまって耳まで赤くなってしまっているような感覚に襲われる。

一瞬意識が飛んだ気がしたけど、ルークの唇が私のそれと重なっただけだった。

一瞬で離れる唇と顔に私は一気に冷静になる。
状況を把握しようとして身震いが襲った。

あれ?
何してたっけ?
何があったけ?
向こう?

自分を正当化しようと頭がさっきの状況を鮮明に映し出しす。

駄目なことをしたのはなんとなく分かってしまった。
駄目って言うか浮気って言うか・・・?

あ、そうだ

私、ルークと

チューしちゃったよ。

どうしよう・・・。

涙がこぼれてくる
暴走した私の記憶はあることない事を

あたかも実現したことだと私に訴えかける様にフラッシュバックしていく。

そうだ。

初めてのキスはルークだった・・・。

でも、それがどうした?
だって、好きなのは・・・。

ルークだ。

そうだよ・・・。
私はずっと誤魔化してただけだった。
本当はずっとルークと一緒に居たかったんだ。

ねぇ、ジューダス
君を裏切ってまで、私はルークを選んじゃったよ・・・?

良いよね?

だって私はルークが好きなんだもん。

ルークは私を好きだって言ってくれる。

「ルーク。カナダについてきて。」
「は・・・?」
「それで一緒に暮らそうよ。」

ルークは私を腕で突き放して顔を赤くして私の目線を必死に外しているみたいだった。

「本気・・・?」
「本気。」
「あ、あのさ。俺・・・し・・・幸せにしてやるから!」

少し呆気にとられて私は答えた。

「はい。」

10年後

「おい、起きろって!」
「・・・良いかい?ルーク君。私の部屋のエアコンは消してしまっている。それはつまりこの部屋の湿度と温度を無造作に上げていることを示している。つまり、今私が動けば汗がベットリと・・・。」
「俺、仕事行ってくる。」
「・・・行ってらっしゃい。坊ちゃん。」

私は体を起き上がらせお腹の赤ちゃんに負担のないようにルークの方を向く。

「今日は早いの?」
「うん。もうすぐ生まれるもんな。」
「そうだよ、坊ちゃん。君パパになるんだよ。」

ゲームの世界から飛び出したルークは結局帰る方法がなく。
私と一緒にカナダに飛んだ。
それから色々あったけどルークと付き合って、仲良く暮らして。
5年前結婚した。

私は一番の幸せ者だと思う。

「おい、今日は予定日だろ。何時に帰ってくるんだ?」
「分かってるよ。夕方には帰ってくるって。」
「坊ちゃん頑張って。」
「うん。」

おしまい


ルーク 編 後書き

金魚のフン。ルーク様www
というのは中途半端なところで思いついて、ここではそういうキャラで行っちゃえ☆
というわけで出来あがった。

金魚のフン、ルーク様です。


一応長髪のまで来ました。
ルークは変なところでプライド高そうだなって思ったので

好き
とか
愛してるとか

は中々言わない気がしたので
言わせた記憶がないです。

言わせてないはずだ・・・!!
言わせてたらごめんなさい。すいません。

ルークのファンの方々がいらっしゃったら今のうちに謝っておきます。
ごめんなさい!!!!

ルークはヴァンさんに裏切られたあたりから来たので、幼児のままこっちに来ています。
でも、ヴァンさんから裏切られたとか、とんでもない事しちゃったとか、いまいち記憶にないです。

ぼんやり覚えているのですが、とくに悩んだりは無いです。

ハッキリ言うと、自分が悪い事をしたという考え自体ない状態です。

なので、そのことを責めたとしても
意味が分からないと思います。

ただ、ぼんやりミューの顔を覚えてる程度です。

そのほかのキャラクターに会いたいとかは、あるのですが。
口に出したりはしません。
それよりも、アッシュと仲良くなれた。
とか思ってます。

リオンやジューダス達とは立場が違うのですが、話す程度と言ったところです。

主人公の近くにいて楽しくて、アッシュとそれなりに楽しくやって。
リオンやジューダスと食事を囲んで。

和気あいあいと楽しむ。

それがルークの欲しかった未来なんじゃないかな。
って勝手ながら思います。

それで言うとルーク編は一番ハッピーエンドに近いのかも知れません。

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