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ここまで長かった・・・。
よし、次はシャルだな。
「これからよろしくね、母さん!!」
そう言ってカイルは手を差し出した。
ここはさっきのヒューゴ邸ではなく街中である。
「何よその手は・・・。」
「握手!」
ルーテイはため息を漏らすと剣を抜いた。
それをカイルに向ける。
「握手?あんたがあたしと同レベルだっての?
それにあたしはルーテイよ、あんたの母さんじゃないわ!」
「・・・じゃあ・・・・ルーテイさん・・。」
「それで良いのよ」
ルーテイは一人で街の出口へと向かった。
それに急いでカイルが続く、フィリアとマリーは少し離れた所からそれを見ていた。
街をでて2日程経つと森が見えてきた。
「ここがストレライズ神殿へと続く森ですか?ずい分陰険な場所ですね・・・。」
「コソ泥のあんたにはお似合いね。」
「レンズハンターってコソ泥なの?」
「違いますわ!それを言うなら戦闘中お金を探す客員剣士の方がコソ泥じみていますわ!!」
「お金は命にも変えられないわ!!!!」
そんなやり取りをしながら。
森の出口を探してみる。
「わ~やっとでたね!!」
「?おかしいですね、何時もならここは信者でにぎわっている筈ですが・・・。」
「血の匂いがする・・・。」
マリーの一言にカイルは青ざめルーテイは中を確認するわよと、一人中に入ってしまった。
『どうしたのルーテイ…?』
「何でも無いわよ・・・何でも」
「中はがらんとしていますわ・・・。」
「誰かいませんかー?」
『馬鹿もの!!敵がいたらどうするんだ!!』
「例えそうでも誰かが助けを求めているかもしれない!!」
「だ・・・誰か来たのですか!?助けてください!!」
確かに声が聞こえた。
カイル達は声のするドアに近づき、もう一度声をかけてみる。
「ここに誰かいるんですか!」
「はい!!」
「今開けますから!!」
『待てカイル!』
「・・・これは・・・結界石ですね・・・。」
「どうすれば、解除出来るの?」
『5つ魂みたいなものが浮いているでしょう?その数だけ結界石がある筈よ』
「それを壊せばいいのね?」
『ええ、そうよ。』
「組み分けをするわよ、カイルとフィリアはあっち側の部屋を探して!
マリーはあたしに付いてきて!」
「分かった!」
「ルーテイさん大丈夫?」
「組み分けは決めたわ!自分の事をしなさい!!」
そういわれて、カイルはフィリアを連れて部屋を探した。
「あったよフィリアさん!!」
「敵ですね…!」
カイルはフィリアの壁としてゴーレムと戦い、フィリアは結界石を狙い撃ち。
「たあ!!俺たちの勝ちだ!!」
「次へ向かいましょう!」
「うん!早く助けてあげないとね!!」
すべての部屋を見て回り最後の部屋に入った。
「ここが最後だね!」
「ええ、結界石はなさそうですわ・・・。」
「じゃあドアのところに戻ろうか。」
「ええ。」
その頃ルーテイ。
「たあ!!やあ!!!」
「アイスニードル!!(マリーってこんなに強かったのね・・・。)」
「楽しかったよ!!」
『終わりみたいね。』
「ええ、ドアのところに戻りましょ。」
「ああ!!」
戻る途中マリーが話しかけてきた。
「ルーテイ、何故だかよくわからないが・・・私とどこかであって居ないか?」
「あってないわよ?」
「そうか・・・・いや何、戦闘中まるで何時も一緒に居たみたいに息があったからな・・・。
気にしないでくれ。」
「・・・あたしもそんな気がしてたわ・・・。」
「ルーテイ?何か言ったか?」
「う・・・ううん別に!!」
ルーテイは少し恥ずかしくなってマリーとめをそらした。
ドアに付くとそこにはカイル達が丁度来たようだった。
結界は外され簡単にドアは開くようになっている。
「上手くやったようね。」
「そっちこそ!」
「おお、ありがとうございます!!」
「私達は陛下から勅命を受けてここまで来たわ、
早速だけど、神の目の場所まで案内してもらえるかしら。」
「!!!なりません!!関係の無い方々をお連れする場所ではありません!!」
ルーテイの顔が少し怒っている。
「聞いてなかったの?私達は勅命を受けてここまで来たのよ!?
これがなにを言っているかあんたたちにでも分かるでしょう!?」
「・・・・分かりました・・・。聖堂までお越しください。」
聖堂に付くと司教はなにやら、唱えだした。
それにカイル達は息をのむ。
「ここからお入りください。」
隠し通路が目の前の机から現れる。
それに入り、中を進んでいくと
何やら大きな台座が現れた。
「これが神の目が置かれていたという台座ですか!?
こんなに大きいものなのですか・・・。」
「ん?なんだろうこの石像・・・・ジューダスに似てるや・・。」
「どうした?」
「いやこの石像知り合いに似てるなって・・・。」
それに気がついた司教は顔を真っ青にした。
「リオン・・・・!!!リオン何故このような姿に!?」
「え・・・!?」
『パナシーヤボトルを使え、もとに戻る筈だ。』
デイムロスの言うととおりにパナシーヤボトルを石像にかけてみる。
すると黒髪の細い少年が石化からとかれ司教の腕によって支えられていた。
「リオン!!」
「司教様・・・?は!!申し訳ありません!!僕はとんでもないことを!!!」
「どうしたんです?何をしたんです!!」
「・・・・大司祭様に言わるがままにここの封印を解いたのです・・・!!」
「・・・文献の読解力によほど秀でていないとあれは解けぬ筈
・・・リオンの豊富な知識があだとなりましたか・・・。」
「司教様・・・あれは一体なんです・・・?」
「あれは神の目です。」
「!!!!!まさか!?天地戦争の発端になったという!?」
「今はあんたの話を聞いているのよ!?」
「・・・・。僕が封印を解いた瞬間多数のモンスターが現れ僕を石化していった、
仲間はグレバムとバティスタと後は顔を隠していた。
・・・石化する直前だったかカルバレイスに向かうと言っていた。」
「カルバレイス・・・もしかしたら入れ違いになったかもしれないわね・・・。」
『どういうこと?嬢ちゃん。』
「ここからカルバレイスへ出ている船が近いのはダリルシェイド港よ。」
『だったら急いで戻らないといけないわね!』
「あんたも付いてきなさい、グレバムの顔をしっている奴がいないと困るからね。」
その言葉にリオンは驚きを隠せないようだ、
だがそれ以上に反応したのは司教だった。
「いけません!この子をこれ以上お・・・「行く!」
「え・・・?」
「行かせてください司教様!僕には大司祭を止める使命があります!!」
「で・・・ですが・・・。」
「こうなってしまったのも僕の軽薄な行動のせいです・・・!」
「決まりね。」
「僕の名前はリオン・マグナス。司祭だ。」
「あたしはルーティ・カトレット王国客員剣士よ。」
「私はマリー・エージェント だ、フィリアの相棒をしている」
「私はフィリア・フィリスと申します。レンズハンターをしていますわ」
「俺はカイル・デュナミス・・・・ジューダスだよね・・・?」
「・・・?僕はリオンだ。」
「ハハハ・・・・あれ?」