人間が嫌いな未成年。
たまに2次創作3次創作を打ちます。
完全オリジナルも打つ時もあります。
このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
このシリーズすごく久しぶりだな~。
「うわああああああああああああああああああ」
どうした!?と言いたくなるような叫び声を今日私は発した。
それに一番驚いたのはルークだった。
「なんだ!?どうした!!」
「ゴキブリがでたああああああああああああああああああ」
どちらかと言えばいつもクール口調な私に驚いているのはアッシュもだった。
「はあ!?ゴキブリくらいでギャーぎゃー叫ぶなよ。」
「なら、助けてよ!!」
「生きている奴を殺すのはもう・・。」
「ゴキブリは殺して良い部類に入れてやって!入れちゃってくれ!!」
そうこうギャーギャー叫んでいる間にアッシュが踏みつぶしてくれた。
「・・・ありがとう。でも後始末もしてよ。」
「大丈夫だ、安心してくれ。」
「その靴下・・・自分であらいなよ。」
「・・ああ」
「絨毯が汚れたのは目をつぶるけど、ある程度拭きなよ?」
「もちろんする。」
「後、今日は半径1メートル以内に近づかないで。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ああ」
そこの頃ルークは自分で殺さなかった事に喜んでいた。
「ゴメン、アッシュ最後のは嘘。」
「最後だけか。」
アッシュが若干哀しそうに言った後私は重大なことに気がついた。
「そう言えあしたテストじゃないか!?」
「何の?」
「いや・・・何だったかな・・・・。まあ、勉強しなくても赤点なんて取らないから良いし。」
諦め半分でいうとルークが頭をかきながら言ってきた。
「じゃあ、俺も勉強すんの止めようかな。」
「お前はしろ。」
「なんで?」
「・・・・将来の事を考えてだ、後で後悔したら遅いだろうが。」
「アッシュの考えは硬過ぎるって、大体俺やりたいことねーし。」
そう言うルークに私はため息交じりに髪をまとめながら目を見た。
「女の子は結婚って逃げ道があるけど、男の子はそういうわけにいかねーもんな。」
「・・・!!お前は誰と結婚するとか考えてるのかよ・・・!?」
「いや、相手いないし・・・。でも結婚はしたいしね」
髪をあげると顔が引き締まって見えると親に言われたことがあるが、実際の所はどうなんだろうか。
「あ・・・あのさもし、俺がアッシュよりも成績が良かったら結婚してくれるか?」
「・・・あ~・・・そうだね候補に入れとく。」
「その候補って誰か入ってるんの?」
「いや、今のところは居ないけど・・・。」
「言っとくけど、俺が居ないから入れてやるってんだからな。」
「なんか話しねじれてるけど、まあいいや。」
「フン、屑になんかに負ける気がしないな。」
「なんかよくわからないけど、頑張って。」
1階からリオンが昇って来た。
片手にお玉を持って昼食が出来たと知らせに来てくれたらしい。
「何に、盛り上がっているんだ?」
「ん、ルークがアッシュに成績で勝ったら、私と結婚するんだってさ。」
もちろん私は真剣に考えていないし、リオンもそうかとか言って笑ってくれると思っていたのだが
「・・・そうか。」
笑ってくれよ。
思わずそうツッコみそうになったが、黙ってその場を見ておくことにした。
結局テストでの勝負はアッシュの圧勝だったわけだが。
その陰でリオンが優勝をおさめていたことは私とリオンしか知らないある意味秘密となっていた。
部室の中で二人きりでリオンとの昼食はある意味愚痴をもらす場ともなっていた。
「ケンカしそうだもんね。」
「・・・そうだな。」
「私を嫁に欲しいなんて、物好きだよね~。」
「・・・・そうだな。」
「リオンは、女の子?」
「・・・そうだな。」
一体何を考えているんだろうか、私は食べていたたまご焼きをリオンの口に突っ込んでみた。
それに驚いているのはリオン。
「たまご焼きは出汁まき派。というわけで作ってみた。どう?」
「上手い。」
「そっか。ルーク上達したね。」
成程、ルークが作った料理が怖くてリオンに突っ込んだらしい。
口の中は塩辛くて思わずたまご焼きをだしてしまいそうになるが、無理やり喉を通した。
そんな光景が少し辛くなって私は本当の事をいった。
「・・・ゴメン。本当は自分で作った。たまご焼きは上手くならない。」
「・・・上手くなってる。本当に。」
「ありがとう。」
2人きりというのはやっぱり恥ずかしいもので、明日はルークでも連れてこようかと、私は思った。
PR
この記事にコメントする