人間が嫌いな未成年。
たまに2次創作3次創作を打ちます。
完全オリジナルも打つ時もあります。
このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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ずっと信じていた。
たとえ、自らを戒め慰めても救われなかった私の心をきっと彼女は思い出してくれるだろうと。
彼女だけは覚えていてくれるだろう。
そう信じて手を離して待っていた。
悪魔に身を売り心を弄ばれたとしてもそれが運命だと、信じて疑わなかった。
お願いだから、助けてほしい。
騎士
と呼ばれて少し調子に乗っていた。
私を慕ってくれる人たちは多くいて、そして私を従える者たちも多くいる。
だからこそ私は彼女を待っていたのかもしれない。
今は自愛姫と姿かたちを変えて。
彼女のうわさは面白いものばかりではなかった。
だが
生前と同じように美しいと言う、美し過ぎて海の底に閉じこもっているとも。
ココの連中の寿命は短くてほとんどの者が恋などしないないらしい。
私が手を伸ばせば彼女は手に入るのだろうか?
だからこそ、洞窟に入った時に核心したのだ。
ああ、探し求めていた人はココに居る。
泳げない姿で、少し痩せこけた頬をした美しい人魚だった。
私の目には映らなかった奥の醜い人魚が本物の自愛姫だと知っても
私の中の猛獣は離れたれた後だった。
二度と手放したくない。愛を誓った。
偽物だと何度聞かされても私の思いは変わらなかった。
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