愚痴

一人で居ると感じるのは何かと最近思った
孤独と少しの優越感を感じ
空を見ていると何処まで続くかも分からない青空をただ求め
目を閉じると雑音ばかりが耳に入り傷つき
勝手な妄想の世界に一人居る自分
ただ
理想を求めて
もがいてみるけど有るのは石ころばかり
逃げ始める
それは簡単だった手を伸ばさなくてもそこに有るのだから
翼を求めてみたけど模造品で満足している自分が嫌
でも
それでも求めていたいただ欲していたい
自分の存在なんて今は小さいもの
どんなに偉大な人でも
いつかは人としての生涯に幕を下ろしてしまうのだから

人に永遠は無い
勝手な創造の中で息づきそこに居たはずのものは
無くなっていくものなのだから

人の傷はどうでも良かった
血が流れて涙が零れ出ても
所詮は他人でしかない
痛みが分かるなんてそれは嘘か推測でしかない

どんなに言葉を並べたところで他人事でしかないのだ
奇麗事をいう人は優しい人だと思う
たとえ分からないと思っても言葉には出さない
汚い事ばかりをいう人は現実を見すぎて目が潰れてしまった
可哀想な人
勝手な創造で人のことをいう人は
自分が可愛いと思っている人
逆に諦めている人は光に目を瞑ってしまった臆病者

怖くて目を瞑り

聞きたくなくて耳をふさぎ

人の傷を見て勝手に笑っていた

自分を見ているようで、違うと感じ、ただ優越感を感じながら
目を閉じる

どうせ

世の中そんなものだから
やり直すとかやり直さないとか
どうでもいい

違うと思ったんなら近づかなければいい
怖いと感じるならそれを黙認してればいい
声が出ないなら感じればいい
目を閉じたなら声を聞けばいい

どうでもいいと感じるようになる
冷たいとか言われても気にしなければいい

ただここに居ることは否定してはいけない
ここに存在して息づいているという事を忘れてはいけない

傷をなめあって
消えない傷を隠そうとしているのも居る
だれにも知られたくない事実だって
その中で確かに息づき存在しているのだから

ものとは違うのが人間

自分でものを考え思想しそれを来世まで届けようと生きている人は多くいる
そのほとんどの人は知らずうちに消えてしまうのだろう

会う事もない恋人だって居る世の中
だれも信用なんて出来ない世の中

誰かが消えて喜ぶそんな汚い世の中

見えたくない現実、聞きたくない過去

戻らない時間と進み続ける時
置いてけぼりなのは何人？

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