人間が嫌いな未成年。
たまに2次創作3次創作を打ちます。
完全オリジナルも打つ時もあります。
このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
学校が台風でやすみで屋んす。
続きから人魚姫ボツ
作戦を変更する!
さー。
「お前さ、菊だっけ?」
「はい、アーサー様。」
アーサーは菊が腰かけているベットの横に座って下を向いて表情を隠している菊を覗きこみながら話しかけてきた。
顔を合わせる気にもならず、目を泳がせながら言葉を考えていた。
何を言ったらいいのだろうか・・・。
「あのさ・・・あんま避けないでくれないか・・・?」
「え・・・。」
言葉が漏れると同時にアーサーの目を見ると、少しうるんでいるのが分かった。
何故このタイミングで泣くのだろうか?何か悪い事でもしただろうか?
「・・・俺、何時も邪魔扱いされてんだよ。でもお前にはされたくない・・・。」
「私も、邪魔な人魚ですよ?」
その言葉にアーサーは反応した。
嬉しいのだ。自分の話しに共感し、意見を述べてくれたことが。
「・・・言っとくけど、俺のことじゃないから・・・だから・・・菊もそうじゃないって言うか・・・。」
赤面しながら言う言葉はまだ子供なんだと思い知らされた。
国を背負う者としての威厳や責任は重く彼にのしかかって、パンクしそうなのかもしれない。
そう思うと愛おしく見えてきた。
「何故私にそんな話をしてくれるのですか?」
「・・・菊は俺がフランシスから預かったし・・・大切にしないとな・・・。」
「・・・。」
PR
この記事にコメントする