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人間が嫌いな未成年。 たまに2次創作3次創作を打ちます。 完全オリジナルも打つ時もあります。 このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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 仲良くなったのは小学生のころでした。
その頃は才能とか関係なくただ楽しんでいました。

彼女は一人本をさみしげに読む少女に声をかけました。

少女は驚きましたが、それは嬉しいことだったので笑いました。
彼女と少女はすぐに仲良くなりました。

何時も一緒でいつも笑って。

少女は彼女をとても好きでした。
彼女もまた、友達として認めていました。

ですが、そんな関係もまた嘘なモノとなりつつ有りました。

彼女はいじめに合っていたのです。
少女はそれはゲームの一つだと思っていたので、気にも掛けていませんでした。

彼女は少女に救いを求めました。
少女はただ、楽しみました。
本当にゲームだと思っていたのです。

苛める奴らから逃げたり本当にゲームのようでした。
それも、その筈です。
少女には誰も手を出さなかったのです。
彼女一人を狙っていたのです。

少女は楽しみ満足すると、彼女がなぜ逃げたりするのか気になりました。
彼女は少女はすべてを理解してくれていると思っていたので、何も言いませんでした。

少女は彼女の行動がおかしいと思い始めました。
それが一日や二日ではなく2週間近くそれが続いたからです。

ある日少女は苛めている子たちに、囲まれました。
彼女が日頃自分たちに何を言っているのか、それを聞こうとしたからでした。

少女は言う代わりに彼女には手を出すなと言いました。
彼女に手を出すぐらいなら、自分にしろと言いました。
苛めっ子たちは笑ってその条件をのみこみました。

これで、彼女は救われた筈でした。
ですが、次の日から彼女と少女は口も利かなくなりました。

彼女はそれが原因でさらに酷いいじめを受けてていましたが、
少女は自分のことを嫌いになったのかと思いこみました。

彼女は少女を憎みました。
少女の健気な行動など知らずに。

彼女はすべての原因は少女だと思いました。
少女はその程度の関係だったと冷たく現実を見ました。

お互いの誤解が解けたのは3年後のことでした。

 

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