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人間が嫌いな未成年。 たまに2次創作3次創作を打ちます。 完全オリジナルも打つ時もあります。 このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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ティノティノティノティノ!
ロ―デリヒロ―デリヒロ―デリヒ!!

重要人物です覚えておきましょう。


人魚姫 7 私達の愚かさ私達の罪
 
「よう、お前は菊と一緒に住むことになったからな。挨拶くらいきちんとしろよ?」
 
そう言うのはくすんだ金髪の少年。アーサー・カークランドだ。
彼は14という若さでこの国を仕切り、一国の王としてどこに出しても恥ずかしくない一人の男だった。
 
そんな彼の前に居るのは、金髪の髪をきちんとまとめたルートヴィッヒという男だった。
 
「大丈夫です。アーサー様。」
「なあ。ルート、フェリシアーノとの感動の再会はどうだった?嬉しかったか?」
 
ルートは顔を曇らせた。あれは一方的にフェリシアーノが抱きついて、意味不明な事を言い出しただけであってルートには関係のないことだ。
尤も現イタリア国の王子を殴り飛ばしたことに関しては大きく関与しているのだが、アーサーが言っているのは全く根拠のない説で、誰も信じていなかった。
 
その説とはフェリシアーノが魔法使いか何かではないか、又は何らかの方法で不老不死を手に入れたのではないかという、科学的根拠のない説だった。
 
「・・・あちらの手違いでしょう?」
「そうか?イタリア国ではあの手の噂は風だけじゃないって言ってるぜ?」
「・・・兎に角私は知りません。」
「ならな良いんだけどな。今度エ―デルシュタインの代表でロ―デリヒがこちらに来るそうだ。何でもあちらさんにもできそこないが居るもんだな。ヒレなしだってよ。」
 
ルートは今自分が城のろうかの真ん中で直立不動していることよりも、アーサーの言った言葉が気になって仕方なかった。
メイドの一人が自分達を横切ったのを見た後、ルートは考えていたことを口に出した。
 
「なんですかそれは。」
「何が、」
「ヒレなしって何でしょうか。」
 
アーサーは驚いたようだ、口をぽかんと空けて呆気にとられている。
ルートが自分が恥ずかしいことでも言ったのだろうかと顔を赤らめたが、次の瞬間予期せぬ答えが帰って来た。
 
「人間の脚が生えた人魚のことだぜ。」
 
それはアーサーの声ではなく、ルートの部下のヨンスという青年だった。
黒い瞳を細くしてアーサーをちらりと見た後、ルートの方を向いて後で話があると伝えた。そしてヨンスはルートの答えも聞かないうちに自分の部屋で待っていると二人から離れていった。
アーサーはその態度が気に入らないようだった。さっきから印象深い眉毛を大きく吊り上げて今にも爆発してしまいそうだ。
 
「ヨンス。親兄弟はなし、祖父母に育てられ敵を倒す為に軍に入る。だったな。」
「・・・知っているんですか・・・彼は私の部下です。ですがまだ下っ端の・・・。」
「野暮な事は聞くな、俺を誰だと思ってるんだよ。にしても最近あんまり良いうわさを聞かないな。」
「ヨンスですか。」
「・・なんだ部下を信じないのか。」
「貴方と一緒ですよ。」
「逃げたくなったらまた逃げてくれ、今度は地下室で待っているからな。」
 
そう言うとアーサーはエリザベータの部屋へと向かった。彼女にロ―デリヒが来ることを知らせる為だろう。
エリザベータとロ―デリヒは幼馴染で昔はよく遊んだらしい。今でも文通を交わす仲だと風の噂で耳にした。
 
だが、エリザとロ―デリヒでは結ばれないのだろうとルートはうなじを撫でながらぼそりと呟いやいた。
 
「孤児と姫様じゃな・・・。」
 
「ハックしゅん!」
 
エ―デルシュタイン家には唯一ピアノが置かれている部屋がある。
その部屋には人は近づこうとしない。それの理由は定かではないが、ココでピアノを良く弾く青年が関係していると言われている。
 
「ロ―デリヒ君、居ますか?」
 
ノックと共に聴こえて来たのは時代を間違えているのではないかと疑いたくなるような格好している青年だった。
薄い金髪に流れる様なサラサラの髪はまるで美少年を想像させる。肉付きがよい青年はノックをしても反応を示さない部屋のドアを少しだけ開けた。
 
「・・・ロ―デリヒくん・・・。ロ―デリヒく~ん・・・?」
「何をしているんですか貴方は。」
 
その言葉に大きく驚いて青年は腰を抜かしてしまった。
ロ―デリヒが青年の手を引いて起き上がらせるとすいませんと返事が返って来た。
 
「ティノ。もう無くなったんですか?」
「うん・・・。」
 
その答えにロ―デリヒは深いため息をついた。
 
「次第に増えるのは仕方ありませんが、このままでは寿命を縮めかねませんよ。」
 
ロ―デリヒはティノをどかせて部屋に入った。ピアノの鍵盤を鳴らすとポーンと心地の良い音が響いた。
だが、それに似遭わない沈んだ声が部屋の中に響いた。
 
「・・・どうせもう長くないんでしょ。」
 
悟った目をティノはロ―デリヒに向けた。
 
「聞きたいですか?」
 
そう聞けば黙って下を向いてしまった。ロ―デリヒはピアノを軽く弾いてティノの答えは帰って来そうにない。
不意にピアノを止めてティノの方を向いた。
 
「と、聞いてみましたけど私そんなに優しくないんですよ。あとそうですね1カ月が限界でしょうね。」
 
顔をさっと青くするティノを見てロ―デリヒは薄く笑った、ティノは汗まみれの手を握り締めた。
それが自らの罪だった。それが僕の犯してきた傷跡だった。
ティノはめまいと共に座り込んだ。
 
「怖いですか?人魚にもなりきれず人間にもなれない。愚かな人魚ですね何故人の子など生んだんでしょうね。ああ、そうすれば貴方は傷つかづに住んだのに。」
「僕は確かに陸上で生きることが出来る。だけど・・・いやだ・・・あんなところ嫌だ・・・。」
 
 
 
 
 
「俺は菊といつまでも親友でいたいんだぞ!菊は・・・俺のことが嫌いなのかい?」
「・・・違う・・・んです・・・・・ただ・・・・・・・・・。」
「・・・分かった。俺もう菊に迷惑かけないよ。それが菊の望んでる事なんだろ?」
 
アルフレッド君は何を言っているんだろうか、私はここにアルフレッド君が居て良かったと思っているのに、何故そんなことになっているのだろうか。
 
「あ・・・あの・・・」
「菊は何時もそうだ、言いたいことがあっても俺には言ってくれないんだ!何でそう一人で背負いこむのさ!」
「・・・放ってください」
「え・・・?」
 
そのあと菊は何も言わず涙を拭かず自分の家に入った。そしてそこで初めて自分が泣いていることに気がついた。
 
何分泣いただろうか。やっと気分が落ち着いてきたときに菊は冷めきったコーヒーを一口飲んだ。
 
「泣くなんて・・・何年ぶりなんでしょうね・・・・。」
 
泣いてなんて居られない、根拠のない話をするとき大事なのは基礎を理解することだ。
そして私は解読する必要のある物を手に入れた。
 
「・・・何かがある筈なんです。歴史を大きく動かした何かが・・・。」
 

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