人間が嫌いな未成年。
たまに2次創作3次創作を打ちます。
完全オリジナルも打つ時もあります。
このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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続編だぜ~。
ドアの音がこつんと音を立てた。誰かは考えなくても分かった。
「どうぞ。」
「・・・良かった、大事は無かったみたいだな。俺はスタン。君は・・・。」
「気を使わなくてもいい、何が言いたいのは大体分かってる。」
スタンは少し考えて、言葉を探しているようだった。
俺は持っていた花を花瓶に戻した。
「ヒューゴ達のやっていることは知っているのか?」
「まあ、ある程度は。」
「・・・ヒューゴ達は自分たちで新世界・・・新たな大地を作ってそこで一生地上の人間達を脅す気だ。リオンが助かったのは・・・嬉しいけど、その・・・信用できない。君のこと・・。」
「言いたいのはそれだけか?」
そう言って俺はスタンをベットの横に座らせようとしたが、スタンに断られた。
年はさほど変わらない。がっしりした体格のスタンに比べて、細身の俺はどちらかというと若く見られそうだ。
「ヒューゴの次の狙いはなんだ。」
深く沈んだ声でスタンは俺を睨んだ。
「正直意外だな。スタンという人間はアマちゃんで人好しでって聞いたからもっと柔らかい目をしてると思ってた。」
「答えろ。」
「・・・・知らない。というか、ざっくり言うとあんたたちの方が知ってそうだ。」
「え・・・?」
光の様なものが一気に地面に落とされた。
一瞬体が浮き、机の上の花瓶が音を立てて割れ、それと同時に外では騒ぎ起きていた。
「なんだ!?今のは!!」
「ダリルシェイドの方だわ!!」
スタンが窓に近寄りその光景を食い付くように眺めていた。
「なんだ・・・今のは・・。」
「・・・はじまったか。」
「知っていたのか!?」
「知ってたよ、半分だけな。」
「どういうことだ。」
「お前、下っ端に詳しいことを一々説明するか?それに腰に下げてる奴の方が詳しいんじゃないか?」
俺が知っているのは、上の方にダイクロフトというのを持ち上げるということくらいだった。
地面に何かを発する事は全く知らない。
だとしても、それは理想郷をつくることなのだから、必要な事なのだろうと俺は思っている。
だけど、こいつらは違うみたいだ。
「・・・滑稽だな。」
「・・・なんだと・・・・!!これをみて何とも思わないのか!?」
「ああ、嬉しくてたまらない。」
その言葉にスタンは頭に血が上ったのかそれとも理性が飛んでいったのか。
俺の胸倉を掴んで罵声を吐いた。
「お前!!本当に人間か!?」
「お前には人間に見えないのか?」
「ああ!!見えないなあんなものを見て平気なんてどうかしてる!!」
ああ、殴られる。
そう覚悟した時だった。
地上世界の民よ!我々の力、ご覧いただけたかね?
「「!!」」
ヒューゴの声が大きく響いた。
その言葉に外に居た、人たちも興奮を隠せないようだった。
「ヒューゴ!?」
スタンは、俺を放って部屋を飛び出し、孤児院を飛び出して既に外に居たルーティの隣に並んだ。
軽く会話をしているようだ、だが、内容は聞こえなくても何となくわかった。
しばらくはこの話で部屋に戻って来ないなと、思っていた矢先ドアが開いた。
リオンが、息を切らして入って来た。
「なんだ、あれは!!」
「知らない。宣伝じゃないか?」
「バカか!!完全に宣戦布告じゃないか!!」
「俺もよく知らない。」
「・・・・」
諦めたようにリオンは近くにあったイスに座り、紙にペンを走らせた。
ヒューゴの言葉を書き留めておくつもりだろう。
地上世界の民よ!自分たちのいる、今の世界を見てみるがいい。
技術力は千年前に遠く及ばず、争いや貧困が後を絶たない、野蛮な世界を!
「・・・そうだ。ヒューゴさまもっと言ってやれ。」
「・・・・本当に戻る気か?」
「何処に言っても俺はいらないと思うよ。そんな価値もない。」
「・・・そうか。」
ヒューゴの話が終わったころにスタンが部屋に入って来た。
スタンの顔には剣幕が見て取れる。
「・・・ダリルシェイド方面に落ちたベルクラントが気になる。リオン行くか?」
「・・・・ああ。」
「お前にはついてきてもらう。」
「抵抗・・しないでよね。」
「俺も行ってみたいと思ってたところだしな。」
そのまま何故か俺は一人縄にぐるぐる巻きにされて飛行竜に乗り込み。
ダリルシェイド周辺で降りた、この街も大分混乱しているようだ。
それよりも驚いたのは王様が自ら街に出ていることだった。
「・・・・どういうことだ。」
「王様!」
「スタンか、どういうことか説明してくれ。」
「・・・・実は。」
スタンの説明を受けている間、俺は何とかこの場から離れることを考えていた。
逃げたいわけではないが、こちら側に着くとは裏切り行為になる。
「・・逃げるのはとめないが、僕は一緒に行かないからな。」
「・・・なんで?」
「僕は罪を償う必要がある。」
俺は脚を止めた。
リオンが来ないなら意味が無いからだ。
「一緒に留守番してようか。どうせ今は動けない。」
「ああ。」
続く。
「どうぞ。」
「・・・良かった、大事は無かったみたいだな。俺はスタン。君は・・・。」
「気を使わなくてもいい、何が言いたいのは大体分かってる。」
スタンは少し考えて、言葉を探しているようだった。
俺は持っていた花を花瓶に戻した。
「ヒューゴ達のやっていることは知っているのか?」
「まあ、ある程度は。」
「・・・ヒューゴ達は自分たちで新世界・・・新たな大地を作ってそこで一生地上の人間達を脅す気だ。リオンが助かったのは・・・嬉しいけど、その・・・信用できない。君のこと・・。」
「言いたいのはそれだけか?」
そう言って俺はスタンをベットの横に座らせようとしたが、スタンに断られた。
年はさほど変わらない。がっしりした体格のスタンに比べて、細身の俺はどちらかというと若く見られそうだ。
「ヒューゴの次の狙いはなんだ。」
深く沈んだ声でスタンは俺を睨んだ。
「正直意外だな。スタンという人間はアマちゃんで人好しでって聞いたからもっと柔らかい目をしてると思ってた。」
「答えろ。」
「・・・・知らない。というか、ざっくり言うとあんたたちの方が知ってそうだ。」
「え・・・?」
光の様なものが一気に地面に落とされた。
一瞬体が浮き、机の上の花瓶が音を立てて割れ、それと同時に外では騒ぎ起きていた。
「なんだ!?今のは!!」
「ダリルシェイドの方だわ!!」
スタンが窓に近寄りその光景を食い付くように眺めていた。
「なんだ・・・今のは・・。」
「・・・はじまったか。」
「知っていたのか!?」
「知ってたよ、半分だけな。」
「どういうことだ。」
「お前、下っ端に詳しいことを一々説明するか?それに腰に下げてる奴の方が詳しいんじゃないか?」
俺が知っているのは、上の方にダイクロフトというのを持ち上げるということくらいだった。
地面に何かを発する事は全く知らない。
だとしても、それは理想郷をつくることなのだから、必要な事なのだろうと俺は思っている。
だけど、こいつらは違うみたいだ。
「・・・滑稽だな。」
「・・・なんだと・・・・!!これをみて何とも思わないのか!?」
「ああ、嬉しくてたまらない。」
その言葉にスタンは頭に血が上ったのかそれとも理性が飛んでいったのか。
俺の胸倉を掴んで罵声を吐いた。
「お前!!本当に人間か!?」
「お前には人間に見えないのか?」
「ああ!!見えないなあんなものを見て平気なんてどうかしてる!!」
ああ、殴られる。
そう覚悟した時だった。
地上世界の民よ!我々の力、ご覧いただけたかね?
「「!!」」
ヒューゴの声が大きく響いた。
その言葉に外に居た、人たちも興奮を隠せないようだった。
「ヒューゴ!?」
スタンは、俺を放って部屋を飛び出し、孤児院を飛び出して既に外に居たルーティの隣に並んだ。
軽く会話をしているようだ、だが、内容は聞こえなくても何となくわかった。
しばらくはこの話で部屋に戻って来ないなと、思っていた矢先ドアが開いた。
リオンが、息を切らして入って来た。
「なんだ、あれは!!」
「知らない。宣伝じゃないか?」
「バカか!!完全に宣戦布告じゃないか!!」
「俺もよく知らない。」
「・・・・」
諦めたようにリオンは近くにあったイスに座り、紙にペンを走らせた。
ヒューゴの言葉を書き留めておくつもりだろう。
地上世界の民よ!自分たちのいる、今の世界を見てみるがいい。
技術力は千年前に遠く及ばず、争いや貧困が後を絶たない、野蛮な世界を!
「・・・そうだ。ヒューゴさまもっと言ってやれ。」
「・・・・本当に戻る気か?」
「何処に言っても俺はいらないと思うよ。そんな価値もない。」
「・・・そうか。」
ヒューゴの話が終わったころにスタンが部屋に入って来た。
スタンの顔には剣幕が見て取れる。
「・・・ダリルシェイド方面に落ちたベルクラントが気になる。リオン行くか?」
「・・・・ああ。」
「お前にはついてきてもらう。」
「抵抗・・しないでよね。」
「俺も行ってみたいと思ってたところだしな。」
そのまま何故か俺は一人縄にぐるぐる巻きにされて飛行竜に乗り込み。
ダリルシェイド周辺で降りた、この街も大分混乱しているようだ。
それよりも驚いたのは王様が自ら街に出ていることだった。
「・・・・どういうことだ。」
「王様!」
「スタンか、どういうことか説明してくれ。」
「・・・・実は。」
スタンの説明を受けている間、俺は何とかこの場から離れることを考えていた。
逃げたいわけではないが、こちら側に着くとは裏切り行為になる。
「・・逃げるのはとめないが、僕は一緒に行かないからな。」
「・・・なんで?」
「僕は罪を償う必要がある。」
俺は脚を止めた。
リオンが来ないなら意味が無いからだ。
「一緒に留守番してようか。どうせ今は動けない。」
「ああ。」
続く。
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