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人間が嫌いな未成年。 たまに2次創作3次創作を打ちます。 完全オリジナルも打つ時もあります。 このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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マリアンとの間には何があるのか・・・。
消えない傷と痛みは未だに引こうとはしないけれど・・・。

母さんと呼ぶことのできない、苛立ちとむず痒さ。
父さんに会えるのかそれとも会えないのか・・・。

邪魔扱いされたくない。自分も役に立ちたい。
でも、それは自分が一番よくわかっている、何も出来ないって。

記憶のない自分、身よりも仲間もすべて失ってしまった。
手掛かりはこの短刀のみ、貴方は敵なのか仲間なのか・・・。

誰にも言いたくない、誰にも同情なんてされたくない。
一人になったとしても貴方達を守れるなら・・・。

テイルズオブデスティニー。
2次創作、運命の楔。

それは、青い空の下で始まった物語だった。

ちょっとCM風に。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

さっきからこの調子でルーテイはとぼとぼと港に向かって歩いていた。
ずい分歩いたように思えるけど、実際はそれ程歩いておらず。
何時もならとっくに過ぎている場所だった。

「会っておきたいな・・・。」
『マリアンと…?』

その質問にルーテイは答えずヒューゴの居ないであろう家に向かう。
昔より軽くなったと感じるドアを開けてみる。

少し驚いた表情でマリアンはそこに居た。

「マリアン・・。」
「どうしたのですか?ルーテイ様。」

ルーテイの表情が歪んでいるのを見て、マリアンは人を居ないのを確認した。

「・・・どうしたのルーテイ・・・。」
「・・・国を離れるから、最後にあっておこうと思ったの・・。」

そう・・とマリアンはルーテイの頭を軽くなでた。
それにルーテイは驚いたようにマリアンの顔をみる。

「何時もそうだったわ、悩んでいるときは絶対顔を上げないんですもの・・・。
ルーテイ・・・悩んでいるのね?それもお父様のことでしょ?」
「・・・・。」
「顔を上げなさい。」

優しくルーテイを抱きしめた。
マリアンはルーテイの背中を撫でながら、大丈夫だから。と繰り返す。

ルーテイが少し落ち着いたのを見計らってマリアンが声をかける。

「辛いことの方が多いなら、名前を戻してはどう?」
「!!だめ!!それは出来ないわ!!私はクリス・カトレットの娘だけで居たいのよ!!」
「でも、お父様と居る時に変に思われ・・・。」
「それでも私は、あんな奴を父親なんて思っていないわ!」

言いきるルーテイをそう・・・簡単に言うことじゃ無かったわねと続けた。
ルーテイはマリアンと握手を交わして、もう行くと言って屋敷をでた。

「もう子供じゃないのね。」

寂しそうにマリアンは呟いた。

「マリアンを故郷に帰してやりたいの。」

突然そう言いだしたルーテイは少し嬉しそうにアトワイトを握った。

「だから、お金が居る。」
『ええ・・・。』
「だから、さっきヒューゴの財布を抜いておいたわ。」
『……………』

すごいのよ、ざっと10万ガルドは入って居たわ!!
とハシャグルーテイはさっきまで泣きそうになっていた子とは思えない。

港では丁度船の用意が出来ていたところだった。

「すごいないきなり豪華世界一周旅行とは、羨ましいね。」
「どういうことなの?」
「ルーテイさんお帰り、あのね神の目とは言えなかったから、
世界一周旅行だって言ったんだ!ナイス機転じゃない?俺!」
『・・・・・・・・・・・・・・・・』

デイムロスはどこか申し訳なさそうだ。
だがカルバレイスに行くにはこの船に乗るしかないので、
アイテムが尽きて居ていないのか確認した後、乗ろうとした。

「待ってくれ・・・。」
「どうしたの?リオンさん。」
「・・・僕も戦わせてくれ・・。」
「でも、この前剣を握ったことも無いって・・・。」
「そうだ、だが僕はどうしても大司祭を止めなければいけないんだ・・・。」
「あたし達じゃあ力不足って言いたいわけ?」

リオンはその言葉に反応する。
別に力不足とかじゃない、だけど・・・。

「そういう意味じゃない・・・。僕はただ止めたいんだ!そのためだったらなんだって・・・!!」
「この間も言ったでしょ?素人がうろちょろされても困るのよ。」

ルーテイは冷たくそう言い放つ。
リオンが何も言わなくなった後、ルーテイはため息とともに、船の中に入って行った。
リオン一人が港で動くことも出来ずにその場に立っているだけであった。

「リオンさん・・・」
「僕は何時もそうなんだ・・・。」

悔しそうにリオンは船の中に入って行った。
デイムロスがお前も早く入らんかと怒ったので、中に入る。




おまけ。NG集

「マリアン・・・・。」
「どうしたのですか?ルーテイ様。」
「ヒューゴから財布を抜いたんだけど、いる?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「リオンさん・・・。」
「僕は何時もそうなんだ・・・女顔だって言われて・・・。
小さな子供にシスターって呼ばれたり、酔っぱらった中年に飲み屋に誘われたり、
挙句の果てにナンパされたり・・・それはまだいい方なんだこの間なんか」
「う・・・うん。」
「船出ちまうよ。」


「私は記憶喪失なんだ。」
「そうなのか・・・。苦労が多いんじゃないか?」
「・・・・・・・・・・・・・・ああ、最初は男と女の区別もつかなかった。
リオンは女で良いんだな?」
「男だ!!!!」

「あたし達もこと力不足だって言いたいの?」
「・・・・・・・・ああ。」
「なんですって!?」
「戦闘中はルーテイは銭を拾っているし、マリーは暴走しているし、
フィリアは戦闘が終わる直前になって昌術を唱え始めるし、
カイルは突っ込んでいくだけだし・・・!!
これで本当にグレバムを止めれるのか僕は大いに心配だ!」
『的を居ていて返す言葉も無いわい。』
「え・・・ええ。」


「はあ!!!????うっとしい奴や!!これでも食らえ豚どもが!!
ライトニング!!!!!!!!」
「フィリア今日も快調だね。」
「ええ。何故か今日は何時も以上に苛々していますから。」
「今日も・・・?」
「え?」
「僕を睨むのを止めてくれないか・・・。」


「この、ぺチャパイ眼鏡ッ子!!」
「!!こ・・・このまな板女!!」
「母さんたちが争っているのどう思う?」
「(母さん・・・?)そうだな・・・・・・・同じぐらいじゃないか?」
「え?」
「私はルーテイの方が酷いと思うが・・。」
「俺は、フィリアさんも酷いと・・・・。」
「(そういう意味か・・・。)」

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