人間が嫌いな未成年。
たまに2次創作3次創作を打ちます。
完全オリジナルも打つ時もあります。
このブログを見た貴方と縁があること祈って・・・。
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誰からも認められない。
そんな孤独に立たされた少年が居た。
家柄だとかしきたりだとかそんな古臭いことは全部嫌いで、我儘ばかり言っていた。
城から見える海は広くて壮大で彼にとっての楽園であった。
彼の名をアルフレッドといい。
次期この城と国を背負っていく少年であった。
古臭いものは脱ぎ捨て新しいものを受け継ぎそして良いものは残していく。
それがアルフレッドに課せられた義務でもあった。
ココは人魚たちが住むと言う海の楽園の奥深くの海底。
ここでは毎日毎日唄う人魚が居ると言う噂が立っていた。
だが、海底は暗く1㍍先も見えない暗黒の世界、若者たちが冗談交じりで何度も挑戦したがついには誰も声以外気付かなかった。
本当に誰も居ないのかと思うほど暗く深いその場所では今日もまた美しい声で歌い続ける人魚が居る。
フェリシア―ノと言う名の美しい人魚が居た。
その人魚はその美しさゆえに美しくない物には程々無頓着だった。
フェリシア―ノは自らを1と決めそして海底のすぐそばに出来た洞窟で自らを愛でているのだった。